スタンダードノートは軽くなり、バッテリー駆動時間が延びたことで、家庭内のさまざまな場所で利用する「ホームモバイル」用のパソコンとして使いやすくなった。携帯ノートやタブレットも、軽量化やバッテリー駆動時間の延長により、さらに持ち運びやすくなった。パソコンはタッチ対応が進み、タブレットとしても使える、「2イン1」スタイルの製品が増加した。(2013/11/30 7:00 日本経済新聞 電子版)
記事では強化ポイントは以下の4つとしている
- Windows8.1に強化
- Intel CUP Haswell搭載
- 高精細、低消費液晶採用
- タッチ対応などタブレットライク
最近知り合いで、iPad miniを購入したのにもかかわらず、Microsoft Surface Proを買った人がいる。店頭で触っただけとの事だったが、これまでWindowsを使ってきた人には心地よいのかも知れない。ただこれは個人ユースの事なのでビジネスではどう考えたら良いのか。
確かに記事のようにPCがタブレットに近寄ったとは言え、キーボードが付いている以上、重さはタブレットに比べたら軽量の700gでも約倍の重さである。
JRの導入事例のように、FAX通知の代わりにしたり、マニュアルを常に見られるようにするためには、PCでは重すぎる。PCがタブレットに近寄ったと言うのはどうだろうか?車で言えばハイブリッド状態なのがいまのPCで、水素・燃料電池になるのがタブレットになるだろう。入力ひとつとっても、音声やジェスチャーなどがでてきている。
アップルが買収したイスラエルの会社PrimseSenseはジェスチャーで相当のことを実現できる技術を披露している。以前のブログの動画をご覧頂きたい。
とは言え現実的な事を考えれば、PCかタブレットか悩む事はある。では何に使うのかを考えて検討してみればいいだろう。
- これまでのソフトを動かしたい(使いたい)
- MS-Offceを使う作業が多い
- 大量の文書を作成する
- プログラムの開発を行う
などの主とする人はPCが必要になるだろう
- Webで調べ物をする
- メールを読んで返信する
- クラウドに送られたデータや資料を見る
- 外出が多くて事務所にいない
というスタイルの人はiPadなどのタブレットを使うと効率があがる。
ポイントはその仕事をする人の作業効率があがる機材であるかどうかだ。PC業務主体の人がタブレットをもっても仕事の効率は上がらない。返って手間がかかる事がある。逆にタブレット業務主体の人にはPCはオーバースペックだし、持ち歩くには軽いと言ってもまだ重い。管理職や営業系はらタブレットを使う機会の方が多いだろう。
しかしPC業務をする事もあるので、PCは会社で共有できる台数を揃えればいいだろう。使い分けして、作業効率を上げる事が大事である。