2013年11月6日水曜日

「3Dプリンター」の先を狙う日本の力

キヤノンITソリューションズ
ヘッドマウントディスプレー(HMD)と呼ぶ眼鏡型端末を装着すると、設計段階にある複写機の新製品が目の前に実物大で浮かび上がる。開発者は、交換部品を円滑に取りつけられるか、工具による修理作業に支障がないかなどを、あたかも実際の製品に触れるかのように確認できる――。

パナソニックと工作機械メーカーの松浦機械製作所が共同開発
 3Dプリンターは樹脂製品の少量生産や試作プロセスには向く一方、大量生産に使
うのは難しい。この量産工程の革新を狙う国産技術が、パナソニックと工作機械メ

ーカーの松浦機械製作所が共同開発してきた「金属光造形金型」だ。
(日経ビジネスDigital)


さすが日本企業と言うべき製品で、キャノンのHDMはすでに発売されていたが、今回双眼にしたものを発売した。装着者の動きを捉える3DのCADなど込みで1000万するそうだ。VR(Vertical Reality)の結果を実際に試作しないで済むとは思わないが、その前段で機械などのメインテナンスのし易さなどVRで仮想で見る事ができるので、相当製品に近いものを設計する事ができる。

製品化のスピードアップが図れる筈で、トータルコストでみると日本で作った方が良いものがある。製造原価+試験研究+αで考えたとき、設計部署を海外にもっていく企業もあるが、本当にコストが抑えられているのか今一度検討した方が良いだろう。量産に入れば海外コストが安いのは分かるが、それまでも製品でも試験的な部分では海外依存するばかるが能ではない。その為にはこのような先端技術を使いこなした企業にアドバンテージがあると言えるだろう。

次に黒字化したパナソニックと松浦製作所が作成した3Dプリンターだが、これは大量生産の為の金属金型を作って仕舞うというものである。3Dプリンターは試作時間の短縮で使われるが、それで生産するわけではない(一部プラスティック製のフィギアなどあるが)。これは生産に必要な金型を3Dプリンターで作ってしまうものだから、これはインパクトが大きい。金型を作るには時間がかかるとされているので、これが簡単にできてしまえば量産までの時間を大幅に短縮する事ができるはずだ。これまでと1/3短縮したそうである。



0 件のコメント:

コメントを投稿