NECは、弱い電波を利用して人やモノの形や動きを正確に把握するシステムを開発した。独自のシート型センサーと解析技術の組み合わせにより、カメラを用いることなく人の出入りなどを把握する。公共施設等に設置することで、プライバシーへの配慮と異変の早期発見を両立させるのが狙いだ。(2013/11/13 6:30 日本経済新聞 電子版)
これぞ気遣いの技術ではなかろうか。足の動きで気配を読み取るセンサー技術である。カメラによる顔認証と違って、プライベート情報を保護する事ができる。足跡情報だけでは誰か特定できないからである。
カーペットのような形状で、耐久性もある。床に敷き詰める事も、床暖房のように床材の下にも敷くことができそうだ。人が移動する所にすべて置く事ができるので、利用範囲は広い。NECの想定では以下の利用を考えて居る。
① 立ち入り禁止エリアの侵入の有無(防犯)
② 特定エリアの混雑状況(駅やコンサート場の出入り口など)
③ 高齢者施設に設置して、高齢者の状態を確認する
④ 車椅子か盲導犬などの有無でドアを自動で開けるとか
その他エレベータや扉の前にあれば、人がどこまで近づいているかなども分かって安全運転が可能だ。駅のホームで落ちる人を監視、予防する事もできるだろう。画像解析よりは現実的なセンサーかもしれない。コスト的にも同等の対応機能に比べて数十分の1になるそうだ。
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