2013年11月15日金曜日

NTT、米でクラウド一括提供

NTTは2014年3月をめどに、米カリフォルニア州シリコンバレー地域に、クラウドサービスの戦略営業拠点を設ける。グループ各社のサービスを一括提供する体制を整え、米国のグローバル企業の需要を取り込む。相次ぐ買収で手に入れた通信網やサービス技術を活用。通信回線の確保からシステムの構築・運用まですべて提供できる強みを生かし、競合する米IT(情報技術)大手などに対抗する。

中略

NTTグループは広範なサービスを一括提供することで独自色を出す。例えば自動車メーカーが世界中に構える工場や販売会社を通信網でつなぎ、部品や完成車の受発注などを管理するクラウド型のサプライチェーン(供給網)システムを一括提供するといったことが可能だ。(2013/11/15付日本経済新聞 朝刊)

NTTグループの動きはいくつか書いてきたが、このようなサービス提供を目指していたことがわかる。

キーワードは以下の2つ。
1.グローバル
2.クラウド

どこもが注目する点だが、これをビジネスで実現していくことは中々できない。サービスだけでなく実際グローバルに展開していても、グローバルな状態を把握できている企業は少ない。ここでNTTのサービスを利用することで、先のヤマトの在庫サービスなどを繋ぐ事ができれば、強力なサプライチェーンができあがる。

クラウドなので海外でIT専門家がいなくても、導入する事が可能になる。海外工場などで専任のIT技術者をやっとてまで自前のシステムを動かしている企業が多いが、もっとクラウドの利用を検討した方が良い。雇うコスト、機材のコストを考えたら多くの場合、費用は抑える事ができる筈である。

NTTのサービスが始まる前に交渉すれば、いくらかのメリットがあるかも知れない。


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