「英ニューカッスル大学のジョン・バインズ博士の研究班は、米グーグルの眼鏡型ウエアラブル端末「グーグル・グラス」の長期療養が必要な感謝の治療生活への応用を研究している」(2014年4月25日 日本経済新聞 産業 15ページ)
どうやら難病のパーキンソン病対策で研究されているようだ。イギリスのニューカッスル大学の研究によると、グーグルグラスの拡張現実はパーキンソン病の「フリーズ」を助けるとレポートしている。パーキンソン病の患者は、たまに突然足がフリーズして歩けなくなるという症状がある。この時レーザーポインターを進行方向の正面に照射すると、フリーズの原因を脳が勘違いして復活し、再び歩き始めることができると言う。現状ではレーザーポインターを持ち歩く必要があるが、グーグルグラスの機能にレーザーポインター役を果たす可能性があると考え、研究を進めている。
最近はコンタクト型のウェアラブルが出てきたので、これで目線を追えば、グーグルグラスにポインターで順路を書き出す事ができるのではないだろうか。コンタクト型端末だけは難しいが、組み合わせれば以外に早く実現するかもしれない。
用途はこの他にも、薬の管理、緊急時(倒れたときなど)の連絡にも使う事ができるとしている。さらには、パーキンソン以外でも、脳性麻痺など運動に制約を受けた人達にも応用できるのではないかとしている。
つまり四肢に麻痺や不自由さがある場合、音声やグラスの枝を触るだけで、機能が作動する環境自体が眼鏡型端末のメリットと言える。
眼鏡型端末には賛否両論あるが、このような積極的かつ利便性をもたらす利用に注力して行きたいものである。
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