2013年10月11日金曜日

生中継で色めく音楽ライブ サザン復活で映画館に6万人 から



IT(情報技術)の進化が音楽ライブの世界に新風を吹き込んでいる。ライブ会場と全国の映画館を通信回線でつなぎ、ライブの様子をそのまま生中継する「ライブビューイング」がここ数年で急増。チケットを買いそびれたり会場までの距離がネックであきらめたりしていた熱心なファンばかりでなく、ライブに及び腰だったライト層の取り込みにも一役買っている。数日に1回はなにかしら開催しており、映画館のライブビューイングの市場規模は2012年に50億円と10年比の5倍に伸長している。アーティスト側もファンと絆を深めつつ新たな収益源になると期待しており、開催に積極的になってきた。新たなライブへの参加の姿として根付くことで、音楽ライブ市場は今後ますます盛り上がりそうだ。(2013/10/11 7:00 日本経済新聞 電子版)


この記事のポイントは「チケットを買いそびれたり会場までの距離がネックであきらめたりしていた熱心なファンばかりでなく、ライブに及び腰だったライト層の取り込みにも一役買っている。」である。まさにリモート技術を最大に活かした事例である。

これにより、新な市場を開拓している

① 買いそびれた人
② 及び腰だった人

これが新しいITの技術なら、然もありなんであるが、これらの技術はWeb会議システムやSkypeなどですでに十年以上まえからあるものだ。しかしインフラが変わってインターネットが高速化されたし、映画館であれば専用通信回線の利用も考えられる。

空間を超えて、ライブ会場とは別の場でライブ気分を味わえる。しかも映画館の大スクリーンと音響設備を使ったと言う事も、新な利用を産みだしたと言える。

これらは海外などで行われている展示会、日本で開催されているアニメショーなども海外に映像と音響で雰囲気を伝える事ができるのである。展示会などは商談に使われるため実際に目で見る事ができるのが望ましいが、臨場感は十分伝わるし、インタラクティブな機材を用いれば双方向でコミュニケーションが取れる。

スマホで個人化が進むなか、集まって楽しむ仕組みが復活しそうだ。

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