2013年10月18日金曜日

Fusion_Place 予算管理をバックアップしてくれるシステム

今日表題のFusion_Placeのセミナーに参加した。経営管理の中で予算管理は実は奥深い。本来、財務部、企画部などは、予算差異に関する分析とコントロールを指向しなければならないが、実際は数字集めと数字作りに始終している。これは現場の方々はよくご存じの事だろう。

経営管理は企業によって、その指標も異なることから、定型化できない業務で有るといえる。その為あまたある経営管理システムは、一般的な経営分析の域を出ていないものが多い。実施には予算との乖離が何故起きたかを分析し、見通しにおいて挽回すべく施策を立てなければならない。乖離内容によっては、経営課題が内在するかも知れない。営業努力だけでできるもの、できない事があるのを未然に察して対応する必要があるのだが、それを中々実現できないのが現状だろう。


このFusion_Placeというシステムは、EXCELをうまく利用した管理ツールである。財務、経理などでのEXCELの多用は業務のコンフリクトを助長し、制度会計でもSOX監査上はEUCとして文書化の対象とされている。

EXCELの問題点は、本来計算・分析に長けていたソフトであるが、それをデータハンドリングツールとしても使ってしまったことである。その為シート間、ブック間のデータ連結、参照がなされてスパゲッティーになってしまう問題である。その為に作成者すら分からない状態を産みだしている。

この課題をEXCELの良い部分とデータベースを併用する事で解決し、ツールとして蘇らせたのがFusion_Placeである。



Fusion_Placeは「DBハンドリング」と「EXCEL連携」を包含したツールと言える。EXCELのメニューからFusionに接続して、データを格納したり、読み出したりする事ができる。それだけでなく、セキュリティ対策もなされているし、このDBをAmazon Web Serveices(AWS)
を利用してクラウドで利用する事もできるのである(当然自社サーバーでも利用できる)。

各部門、支店、工場など遠隔地でEXCELに入力しても、クラウドを通してリアルタイムに本社にデータが反映される仕組みもある。しかし作業が完了するまで本社にデータを反映させないワークスペースまで用意されている。その為管理部門では各部署がデータを提出したかどうかを把握するためのモニターでできるようになっている。進捗管理機能である。この仕組みは予算編成、予実績管理で威力を発揮する。


しかしこのツールは設定によっては、予算管理もできるが、連結決算における子会社データの収集にも使う事ができる。単にEXCELのパッケージに子会社データを入力するだけでなく、DB操作によっては換算から組換えまで行う事ができる。

予算管理から連結からと非常に自由度の高いTOOLと言える。旧態依然とした財務部、経理部が多いが、EXCELをこのFusion_Placeに置き換えて見る事から始めてはどうだろうか。パッケージではないので、使いながら改善できる仕組みである。


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