2013年11月30日土曜日

タブレットに寄り添う最新PC 700g台、20時間駆動も

スタンダードノートは軽くなり、バッテリー駆動時間が延びたことで、家庭内のさまざまな場所で利用する「ホームモバイル」用のパソコンとして使いやすくなった。携帯ノートやタブレットも、軽量化やバッテリー駆動時間の延長により、さらに持ち運びやすくなった。パソコンはタッチ対応が進み、タブレットとしても使える、「2イン1」スタイルの製品が増加した。2013/11/30 7:00 日本経済新聞 電子版


記事では強化ポイントは以下の4つとしている

  1. Windows8.1に強化
  2. Intel CUP Haswell搭載
  3. 高精細、低消費液晶採用
  4. タッチ対応などタブレットライク


最近知り合いで、iPad miniを購入したのにもかかわらず、Microsoft Surface Proを買った人がいる。店頭で触っただけとの事だったが、これまでWindowsを使ってきた人には心地よいのかも知れない。ただこれは個人ユースの事なのでビジネスではどう考えたら良いのか。

確かに記事のようにPCがタブレットに近寄ったとは言え、キーボードが付いている以上、重さはタブレットに比べたら軽量の700gでも約倍の重さである。

JRの導入事例のように、FAX通知の代わりにしたり、マニュアルを常に見られるようにするためには、PCでは重すぎる。PCがタブレットに近寄ったと言うのはどうだろうか?車で言えばハイブリッド状態なのがいまのPCで、水素・燃料電池になるのがタブレットになるだろう。入力ひとつとっても、音声やジェスチャーなどがでてきている。

アップルが買収したイスラエルの会社PrimseSenseはジェスチャーで相当のことを実現できる技術を披露している。以前のブログの動画をご覧頂きたい。

とは言え現実的な事を考えれば、PCかタブレットか悩む事はある。では何に使うのかを考えて検討してみればいいだろう。

  1. これまでのソフトを動かしたい(使いたい)
  2. MS-Offceを使う作業が多い
  3. 大量の文書を作成する
  4. プログラムの開発を行う


などの主とする人はPCが必要になるだろう

  1. Webで調べ物をする
  2. メールを読んで返信する
  3. クラウドに送られたデータや資料を見る
  4. 外出が多くて事務所にいない

というスタイルの人はiPadなどのタブレットを使うと効率があがる。

ポイントはその仕事をする人の作業効率があがる機材であるかどうかだ。PC業務主体の人がタブレットをもっても仕事の効率は上がらない。返って手間がかかる事がある。逆にタブレット業務主体の人にはPCはオーバースペックだし、持ち歩くには軽いと言ってもまだ重い。管理職や営業系はらタブレットを使う機会の方が多いだろう。

しかしPC業務をする事もあるので、PCは会社で共有できる台数を揃えればいいだろう。使い分けして、作業効率を上げる事が大事である。



emobile GP09P はビジネスで使えない

GP09Pを使うに至った経緯】


先日何故か、eMobileから電話があった。新製品を使って欲しいという売り込みだった。私が使っているGP01が長きに渡るご使用ということでの話だった。しかし私はGP01で問題なく通信できていたので、特に変えるつもりはなかった。しかし下り最大110Mだの、2ヶ月無料だので、売り込みが激しかった。「通信速度の制限など、これまで(GP01)と変わらないか」を確認して、問題無いとの事だったのでOKした。




2,3日して申込書が来て、申込書はわざわざ佐川急便が特別に取りに来て、と大掛かりな手続きをした結果、先週末にGP09Pが事務所に届いた。これはスマホバッテリーも備えていて、設定なども単独でタッチボタンで設定できる優れものである。

接続設定に関しては、実は少々問題があった。ネットからアクティベートするための手続きをしたが、何故か画面指示と実際に入れる内容が異なっているようで、該当コードを確かに入力しているのに先に進めなかった。そこで電話で依頼したら3分で、ネットより少ない確認で完了した。そんな事もあったが、WIFIもでき問題なく使えるようになった。

<iPadで乗り切った>


クライアント先で早速使って見たが初日は問題無く使うことが出来た。2日目も数時間は使えていたが、急にメールの受信が緩慢になってきた。その内ブラウザーもタイムアウトになったりとGP01ではあり得なかった(たまに途切れることもあるが)事態になった。仕事が出来ない

そこで急遽持っていたiPadがセルラー版なのでテザリングを使ってみた。iPhoneではやったことがあるが、iPadでは始めてだった。接続すると、すぐにスイスイとメールが入り出した。EVERNOTEも同期を始めて息を吹き返した。

ネット時代に通信制限を極端にかけると仕事にならない。
これは是非とも改善されるべきだ。


GP09の本体から、設定制限を初期設定の2Gから5Gに上げたが、全く変わらない。初期設定が7Gではなく2Gである事もここで始めて知った。この日から毎日同じことのき繰り返し、iPadがなかったら仕事ができなかった。


自分だけかと思って、ネットにアクセスしたら、なんとEMOBILEのGP09Pのサイト自体の「本製品のコメント」に多くのクレーム意見がでていた。別のサイトでも同様の現象があちこちで報告されていて、仕事で使う人は泣く泣く数万円も払って解約したという例もあった。いくつか見て行くうちに、解約金なしに返品できた事例があった。

このような意見があるのにリコールしないばかりか販売続ける企業としての姿勢に親会社のソフトバンクが何も行動を起こしていないことに憤りを感じている。iPhoneの回線をEMOBILEから取得した手腕はさすがだと思ったが買った以上、このような事態を放置しておくことは感心しない。そう言えばソフトバンクのWiFi装置を使った時もこれと同様な制限で解約したことがあったが、その時はこれ程ひどくはなかった。それにしても帯域制限に関しては、もう少し考えて貰いたい。

EMOBILEは、監督官庁に関して近々対策を提示するというサイト内容もあった。色々し食べた結果、私もこれ以上使う事ができないと判断して、解約の申し出をすることにした。

本日解約を行ったので是非参考にして欲しい。

【解約の手順】

① イー・モバイル カスタマーセンターに電話を入れる
  ・イーモバイルの携帯電話からは  157
  ・一般電話などからは       0120−763−157
    (受付時間は9:00〜21:00 年中無休)

② 電話応答サービスになる。
  ・何回か番号を経て「解約など」で該当番号を選択する

③ 担当者がでるまでに本人確認の為、いくつか質問される
  ・登録電話番号(固定電話など)と
  ・ネットワーク暗証番号を確認されるので入力する
   (入れた方が対応は早い感じがする)

④ 担当者がどうして解約かを聞かれるが、ここからが重要である。
  ・まずは「ネットワークが遅くて使いものにならない」事を伝える
  ・「ネットワークの件は私の所では受けられない」などと言い訳をされる
  ・電話ではここ(解約の番号)にしか行き着く所が無いことを伝える
  ・貴社から電話で使って欲しいと依頼を受けて変更した事を強調する
  ・貴社のHPのでGP09がどうのように評価されているかご存じの筈だと伝える
  ・担当者は高飛車な態度を取るが、上記に数点を説明して本当に困ると言う

⑤ 担当者が上司に確認させてくれという
⑥ しばらくして担当者から、返答がある
  ・今回は契約から時間が経っていないので、返品に応じる
⑦ 返品に際しては、返品用の箱を送ると説明される
⑧ 今回は機種変更なので、前の回線に戻しますと一方的に言ってくる
  ・以前のGP01本体とSIMが保管してれば問題無い
  ・本日中に使える様にすると返答される

この攻防でのポイントは④である。ここでひるんではいけない。あちこち回されては解決出来ないことがあるからだ。不良品の為に労力を使いたくないが、これで7,8万の解約金を取られない為にもしっかりした対応が必要である。

もしかして⑥で「応じられない」と言う事があれば、上司に直接話をさせて欲しいと言うか、何度も仕事ができない機会損失であることを説明する。これは本当に製品のせいか、帯域制限の行き過ぎプランの問題か、詳細はわからない。しかし機器と通信をパッケージとして売っている限り、その商品に価格に応じた性能が得られていないと多くの人が思うなら、それは不良と言わざるを得ない。車なら完全にリコール問題だ。多くの自動車会社が自社でリコールして回収する。中には認めない所もあるが、EMOBILEには前者になって欲しい。


いまEMOBILEのサイトを見たらGP10が12月6日に販売される事になっている。やはりGP09Pの評判があまりに悪い事からの投入なのか?それにしても評判が悪くて在庫が余っているのだろうか、電話までかけてきてよく売り込んだものである。本当に企業の良心を疑いたくなるような事件であるが、このような事はNewsにならない。ユーザーが情報を出し合って、対処・解決していくしかないのである。

通販でもないし、増してや自分から買いに行った人は、クーリングオフ的な措置が取られにくいが、本当に通信が緩慢になれば仕事に差し支えるので、EMOBILEも通信会社のプロならば、善良なる対応をすべきだろう。



2013年11月28日木曜日

「お手軽」3Dスキャナー続々、ハンディータイプも


自力で好みのフィギュア(人形)を作れることなどから、安価になってきた3D(3次元) プリンターが注目を集めている。だが、出力用の3Dデータをどう作るかが大きな課題だ。素 人には、高度な3Dデータ作成ソフトは敷居が高い。そこで、数万円から10数万円で買える機 器も登場するなど、3Dスキャナー市場が急速に立ち上がりつつある。(2013/11/28 7:00 日本経済新聞 電子版)

この記事でのポイントは、3Dデータに関するものである。いくら3Dプリンターが安くなったとは言え、その出力データをどう作るかは結構問題だ。3D CADの経験がないと難しい事は確かである。
  
ここで登場するのが、3Dスキャナーである。このデータを元にして3Dプリンタ−のデータが作成できるそうである。「その1つが、トレーに置いた小型の造形物をスキャニングできるタイプだ。米メイカーボ ットが開発した「MakerBot Digitizer」や、カナダのマターフォームの「Photon」といった製 品は、直径、高さともに20センチ前後の物体を3Dプリンターで扱えるデータにそのまま置き換 えられる。
 2013/11/28 7:00 日本経済新聞 電子版)



この他にも今後が期待できそうな製品もある。タブレットを使って3Dスキャンする技術だそうだが、人気があるのは米ベンチャーのオクシピタルが開発する「Structure Sensor」だ。 





ここまで来ると本当に、3Dプリンターでフィギアを作ると言うレベルではなく、壊れたコンピュータ部品を3Dスキャンして、正常に戻して3Dプリントする事を日常的にできるように成るだろう。この組合せで何をつくるのか、それもこれからのビジネスのネタに成っていくかも知れない。





iPadもかすむ 中国激安タブレットが世界席巻


タブレット(多機能携帯端末)市場が拡大している。調査会社ガートナーの予測によると2013年のタブレット世界出荷は前年比5割増の1億8400万台になる見通し。

調査会社NPDディスプレイサーチのまとめでは9月のタブレットメーカー別、液晶パネル調達シェアはチャイナ・タブレットが52%と過半を占めた。

店頭には1万円を切る中国製品も並ぶ。ある大手量販店の売り場担当者は「こうした製品は一部で初期不良などもあり、(米アップルなどの)人気製品の方がすすめやすい」と話す。ただ、世界市場に目を転じれば、成長を支える新興国を中心に日本では知名度が高くない中国メーカーの低価格タブレット(チャイナ・タブレット)が席巻している。(日本経済新聞 電子版 2013/11/28 7:00)


と言う事になっているそうだ。1年前友人がAmzaonで中国製タブレットを確か1万弱で買って使っていた。しばらくして、調子はどうかと聞くと「壊れた」という一言だった。全部が全部とは言わないが、中国製は今の所品質は良いとは言えない。管理が出来ていない為、最近でもペットフードに毒物が混入していたようだが原因は中国製の食物材料ではないかと言われていた。餃子事件に似たような事は未だに続いていると言う事だろう。

安かろう悪かろうだが。世界のレベルでみると、それでも良いと言う事が多い事は、液晶テレビの件で思い知った筈である。中国の四つ星ホテルでAQUROSというロゴを見たときは、すぐAQUOSのパクリと思った。当然品質がその比でない事は画像をみればわかる。しかし、それでも良いと東南アジアをはじめ世界の多くの人達は、単機能のTVに群がった。安価だという理由だけである。

ただ個人として使う分にはそれでも良いだろうが、ビジネスで使う事を考えると、耐久性や安全性に問題がある製品は使うべきではないだろう。

2013年11月26日火曜日

月900円台、格安の「携帯SIM」本流へ iPhoneも加勢  でも本当にお得?

 スマートフォン(スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)の通信サービスを月額1000円を切る料金で使える「格安SIM(シム)」が本格普及期を迎えている。米アップルのiPhoneなど対応製品が手軽に購入できるようになったのと並行し、LTE方式の高速通信で低料金の新サービスが携帯電話大手3社以外から相次ぎ登場。格安SIMの利用者数は契約ベースで100万人を突破した。従来のマニアだけでなく、低価格タブレットを外出先で気軽に使いたいと考える一般消費者の心もつかみつつある。(2013/11/26 7:00 日本経済新聞 電子版

と言う記事と「どういった人が買うと有利なのだろうか。」というCnetの記事が出た。煽るような日経と冷静なCNETの差はなんだろうか?

一応この表を見る限るでは、3キャリアが5,6千円するLTE料金と考えれば、一見安く感じる事はできる。が実際SIMフリーになると自分で回線設定しなければ成らないし、3キャリアなら毎月の通信費用と一緒に割賦料金を払うので買いやすいが、SIMフリー版はiPhone16Gでも71800円する。ドコモで実際機種変などの定価70560円と比べても少々高い。格安SIMを入れるハードルと初期投資の大きさを考えると得策ではない。


ただ2年でほぼ0円になるキャリアの支援料金を中途で機種変すると、無効になって残債を払うことになる。これだと結局高くつく事があるそうだ。

また格安SIMの場合、通信料が1Gを越すと表のU-NETでは追加で2079円かかる。他では異常に遅く成ったりと、安いだけの理由が出てくる。

結果として、買い換えの早い人、自分の責任でSIMを選べる人、通信量の少ない人が、SIMフリー版に有利な利用者と言える。

しかし本当に利用して活かされるのは、やはりiPadなどのタブレットだ。タブレットは通話もしないし意外と通信量が少ない。もちろん頻繁にネットサーフィンしたり、動画などを多く見ればデータ量は増えるが、ビジネスで使う範囲ではそれ程多くならないはずだ。購入に際しては、自分が使うであろう程度を利用している人に、データ量を確認してみると良いだろう。

格安SIMに関していえば、SIMの取り扱い説明書が充実してきたり、実際に使った情報が出てきた段階で利用を検討すれば良いだろう。特にスマホで通話したりメールしたりする人にとっては、結構なデータ量を使っている筈なので注意が必要だ。使えないといって追加料金を払ってカバーするか、メジャーキャリアのSIMに戻るか。

コストを考えるときは、目先の金額だけでなく使い方も含めて検討することが必要だ。


2013年11月25日月曜日

日本MS、Excelでビッグデータ解析に参入


日本マイクロソフトは2013年12月にも、Excelを利用してビッグデータの解析を可能にする製品群「Power BI」の提供を開始する。社内やWeb上にある非構造化データの取得を支援する「Power Query」や、地図上に分析結果を表示できる「Power Map」といったExcelのアドオン機能を新たに提供。これらの機能を、既に提供済みであるExcelのデータ統合機能やSQL Serverの分析機能、SharePointの情報共有機能などと組み合わせることで、Excelをユーザーインタフェースにした、非構造化データを含めたビッグデータの分析を支援する。(日経コンピュータ2013年11月28日号)

これは朗報かもしれない。ビッグデータの解析には統計言語であるRなど一般には馴染み難いものを利用するケースが多いが、EXCELがUIになる事でぐっとハードルが下がるような気がする。

とは言え使いこなすには、それ統計手法そのものを理解している必要がある事は確かだ。詳細はEXCEL BLOGを参照すると良い。Power Mapでは、はやりの地図上にデータをおいて3D表示できる事もあるので、利用勝手がありそうだ。マイクロソフトはやはり既存のツールを活用してそれを発展させるサービスを提供する事が、ユーザーにも利便性の高い製品になるではないだろうか。





このPowerシリーズによって、ビッグデータならずとも相当数集まった企業内データの整理ができるだろう。より詳細な分析が可能になれば、次の施策に結びつく。このようなツールは使うと使わないでは雲泥の差になる事がある。早期に利用した方がアドバンテージ取る事は明らかだろう。これらのツールは営業分野だけでなく、管理部門でも利用できそうだ。一層に利用研究が重要になるだろう。

こちらからプレビュー版がダウンロードできる。


2013年11月24日日曜日

ツイキャス が今年中に400万人利用を目指す!

スマートフォン(スマホ)ひとつで簡単にライブ配信できる「ツイキャス」というサービスが若者の間で話題だ。2010年にサービスを開始し、利用者は300万人を超え今年度中に400万人を目指している。同業のニコニコ生放送がしっかりと視聴者を増やしたい人たちの小さな放送局の集まりだとすると、ツイキャスはTwitterやLINEの感覚で気軽に自分のつぶやきを放送しているような人たちだ。(2013/11/22 7:00 日本経済新聞 電子版)

Ustreamにも似ているが、これまでの動画配信とは一線を画しているようだ。LINEの動画版のような感じもする。ツイキャスは日本のモイ株式会社が2010年2月にリリースした動画配信サービスでブラジル、メキシコなどでも使われて居るそうだ(ポルトガル語・英語も対応)

ビジネスにおいても動画を利用することが多くなった。記事内にもZapposが動画説明を使ったら、動画のない商品に比べてコンバージョンが5倍になったという。商品をいかに分かりやすくするかに動画の威力があるだろう。



表題の表題のツイキャスはリアルタイ性があるのと、若者が使って居ることもあるので、アパレルなどや飲食での利用が一般に考えられる。またTwitterと連動する事がこのアプリの特徴でもあるので、アップしたが画像に関する即座の意見交換なども想定できる。

2013年11月23日土曜日

大学に押し寄せる大波 無料ネット講座が変える教育の常識


ICT(情報通信技術)によって、教育現場が急速に変わりつつある。大学では「MOOC(ムーク)」と呼ばれる無料のオンライン講義が急速な盛り上がりを見せている。米国の名門大学が始めたこの取り組みは、日本を含む世界に広がり、大学教育のあり方に大きな影響を及ぼしそうだ。(日経電子版2013/11/23 7:00)

MOOCについては何度も取り上げたが、日本の大学教育が変わってくるだろう。これはIT技術が発達したお陰で可能になった新しい学習の方法であるが、学校そのものの考え方も変わってくるかもしれない。東京大学が主要MOOCプラットフォームの一つであるCoursera(コーセラ)への参加を表明した続いて京都大学のedX(エデックス)参加が発表された。

このIT技術はとくに大袈裟なものではなく、オンライン学習と同様の仕組みである。MOOC以外にも大学の講義をオンラインで流している会社もある。筆者はiTUNES Uのサービスがでたときも驚いて東大の講義やノーベル賞受賞者小柴氏の講義もダウンロードした。結構これが面白い話題が多くて興味が引かれた事を覚えている。


先日脳科学者の茂木健一郎氏が「東大入試のような偏差値教育が日本を駄目にする」という番組をやっていた。世界ランキングで東大は32位だそうだ。何を持ってこの順位を付けたかというと学力だけでなく、社会にでてからの貢献度も含まれているそうだ。百位以内に入っていた日本の大学はすべて旧帝国大学だったと記憶している。我が早稲田は慶応に後塵を拝していて且つ100位を遙かに下回っていたと思う。THEタイムズ・ハイヤー・エデュケーションをご覧になっては如何だろう。
しかしこの後新聞にでた日本のランキングでは東大に次いで2位だった。

話を元に戻すが、iTUNES UにしろMOOCにしろ、これまでにない方法で学習ができる環境がインフラ化しようとしている事である。興味がある人はどんどん勉強する事ができる。本当の意味で、知りたい知識を得ることができる。何でもできる必要はない。役立つ事ができる知識を得て、ビジネスにサービスに活かして行くのが本当の意味で教育の役割だと考える。

このITの利用方法は大学に限ったことではない、企業の中でも人材のスキルアップの為に多くの講座を設けて学習して貰う事が必要だろう。自社だけに作るのではなく、外部の講義を使う事も良いだろうし、自社に特化する特殊な内容を専門家が解説するものも良いだろう。

最近はマニュアルに動画を入れてビジネスコモンセンスの教育をしている企業もある。iPadなどのタブレットがあれば、いつでもどこでも学習できる。企業内教育の一環、また企業が自社の製品性能技術などの詳細を外部に講義するなど、新しいYouTubeとは違った情報提供の方法として提供する事もあるだろう。


米アップル、通信契約切り離したiPhone5s販売


【シリコンバレー=兼松雄一郎】米アップルは22日、色などにより一部品不足となっている人気のスマートフォン(スマホ)「iPhone5s」で、自社サイトから通信会社の契約にしばられない端末のみの直接販売も始めた。製品供給が軌道に乗り始めたものとみられる。日本でも初めて通信会社の契約と切り離した販売を始めた。海外での使用や大手以外の通信会社の安い料金プランの利用で利便性が高まる。(日経新聞電子版2013/11/23 10:20)

昨晩、筆者の事務所メールにアップル法人営業部から一通のメールを貰った。

Online Apple Store では本日、SIMフリー版 iPhone 5s とiPhone 5c の発売を開始致しました。
iPhone 5sは、64ビットのA7チップ、8メガピクセルのiSightカメラを搭載するほか、指で触れるだけで簡単にかつ安全に電話のロックを解除する革新的な Touch IDなどの素晴らしい新機能を、驚くべき薄型軽量デザインに詰め込んでいます。iPhone 5cは、4インチRetinaディスプレイ、超高性能のA6チップ、8メガピクセルのiSightカメラなどの機能を詰め込んだまったく新しいデザインを特長としながら、さらに長いバッテリー駆動時間を実現しています。iPhone 5s と iPhone 5c はともに世界の他のどのスマートフォンよりも多くのLTEバンドに対応し、まったく新しいFaceTime HDカメラを搭載しています。
http://www.apple.com/jp/iphone-5s 
http://www.apple.com/jp/iphone-5c

Apple Online Store から iPhoneを購入した場合 iPhone はSIMロックが解除された状態でお手元に届きます。お客様はお好きな通信事業者を選択できます。iPhone 5sとiPhone 5c ではNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクなどの対応する通信業者から入手したnano-SIM カードを使用できます。SIM が使用できるかどうか、およびSIM の詳細については、利用する通信事業者にお問い合わせください。

正直、これは良い施策を採ったと思った。関連記事でタブレットで格安SIMを使事を書いたが、iPhoneであってもあり得る。実際いろんな人の意見を聞くと「それ程スマホを使わないのに高額な料金を払わなくてはいけない」と言うものが多い。それが仮にSkypeやFaceTimeで無料通話ができたとしてもである。

それ程電話にせずにLINEで会話している若者ならパケットも気になるだろうが、大人達は基本ガラケーに毛の生えた程度で言い訳だ。にも係わらずキャリアに行けばスマホを進められ、使ってみたものの使いこなせない。なんて言う声も有る。

しかし時代の趨勢でもあるスマホ現象は進んで行くだろう。そんな時にこの格安SIMが使えるSIMフリーがでたことは歓迎だ。家族全員でiPhoneをもっても使い方が違うのでキャリアを統一するメリットはありものの、980円で使う事はできない。家族でも子供と父親は、パッケット無制限のプランに入って、母親と祖父祖母は格安SIMでも良いのではないだろうか。実際家族全員が同じキャリアにした場合、普通のプランで4,410円〜6,755円程度なので、平均5,000円として5人家族なら25,000円にもなる。これに分割購入費用が入ると35,000円程度になるだろう。各種割引や下取りなどを活用して、もっと費用を下げる事はできるだろうが、劇的に安くなる事はない。

しかし格安SIMなら速度制限などあるが、3ヶ月程度のトライもできるので、最初に安いSIMを利用して、問題なければそのまま使って行けるし、速度が落ちて使い物にならないならメジャーキャリアのDocomoやソフトバンク、auに変更しても良いだろう。ただiPhoneを購入したキャリア以外でSIMだけ買うと、値引きやキャンペーンなど適用外になるので、注意が必要だ。その為には自分の使っているパケット量を事前に確認しておくことが必要だ。ショップに行けば教えてくれるので、事前確認をしてからどのSIMを選択するかかんがえても良いだろう。







2013年11月22日金曜日

ビッグデータ 活用法整備 は本当に大丈夫か?

個人情報提供 匿名なら同意不要?

政府は「ビッグデータ」と呼ばれる膨大な個人情報の利活用に関する法整備に着手する。匿名化した個人情報なら本人の同意がなくても第三者に提供できるよう法律で定め、ビジネスなどでの活用を促す。一方で個人を特定できないよう技術的な措置を事業者に義務付けるほか、運用が適正か監視する第三者機関も設け、消費者のプライバシー保護への不安を和らげる措置も講じる(2013/11/22付日本経済新聞 朝刊)

「2014年半ばまでに制度の詳細を詰め、15年の通常国会で個人情報保護法改正案の提出を目指す。」とあるが、今喧しい秘密保護法案においても「秘密保護法案 修正案「秘密」増える恐れ」と東京新聞2013年11月22日 朝刊で報じられている。本当に大丈夫なのだろうか?




このビッグデータの法案目線は企業であって個人ではない。個人情報保護のとの関連はどうなのだろうか。最近拙速に法案を矢継ぎ早にしかも国民の立場が不利になる可能性の高い内容で進んでいる。

ビジネスにおいて法制度は大事だろう。JRのように野放図なビッグデータの売り方をされても迷惑だ。だからといって、使いやすければプライベートをある程度侵害してまでビジネスを優先すべきだろうか?企業目線の自民党の方針らしい。


人権を絡めて憲法違反とも言えなくもないだろう。これで実際に問題が起きたいときに裁判所はどう判断するのだろうか?個人を重んじるのか、法を盾に企業を守るのか?今後の行方は皆真剣にWatchしていかなければならない。

筆者はビッグデータは医学や安全などで使われるべきは、非常に有用な技術とインフラだと思うが、どうにも個人のデータを勝手に使われるのは納得が行かない。

匿名ならというが、匿名であっても個人を特定する事ができる場合もある。絶対ではないだろう。匿名でデータを売っているdocomoに近寄った考えである。ちょっと懸念を覚えた記事だったが、読者はどうだろう。

2013年11月21日木曜日

薬ネット販売 マツキヨ、翌日配送


一般用医薬品(大衆薬)のネット販売ルールが固まったのを受け、ドラッグストア大手が本格販売に向け動き出した。最大手のマツモトキヨシホールディングスは年明けに都市部中心の翌日配送などサービスを強化。ウエルシアホールディングスは対面のように問答した上で適した薬を示すなど消費者の安心感を高める。ネット通販大手などの参入が相次ぐ中、店頭ノウハウをネットにも生かし対抗する。(日経電子版2013/11/21)

昨日のイオンに続き今日はドラッグストアの対応が記事になった。最近楽天の三木谷氏が「医療用医薬品から市販薬への切り替え後原則3年以内でネット販売を解禁する」などとした政府の方針を受け、楽天の子会社が、処方薬をネットで販売する権利の確認を求める訴訟を起こした。安倍総理がこの件を検討するとしたことで、民間議員の辞職を撤回した件だ。

医薬品のネット販売は、何でもネットで売りたい三木谷氏の意向は別にして、一般消費財とは違う点で留意する必要があるだろう。ただこのような傾向に対処するべくドラッグチェンが動き出した構図が今日の記事である。

ネット販売の雄である日に4800万もの人が訪れるアマゾンでなど大手のネット通販会社が医薬品販売に参入している。「本当に大丈夫か」と利用する側としては薬だけに懸念もある。

ドラッグストアもネット通販にお株を取られてはたまらないので、特色を活かした対策を取るようである。表題のマツキヨは都市部を中心に翌日配送するそうだ。1400店舗の販売網があるので、ネットで販売したものでも、最寄りのマツキヨに行けば、薬効などの確認も可能だろう。店舗で説明を受けて、なくなったらネットを利用するパターンが増えそうだ。その意味ではネット通販やショッピングモールがネット参入していても、医薬品に関してはドラッグストアの方が、という人の方が多いのではないだろうか。

コンビニも配達してくれる時代なので、ドラッグストアもコンビニ(とは言ってもSC大手が親玉だが)と提携する事も必要かもしれない。なんと言ってもセブンイレブンだけでも14,000軒以上の店舗が全国にあるのだから。


昨日の記事でもそうだが、実店舗とネット通販の使い分けを考えると、処方箋にある薬が扱えない、という事がネットでは減ってくるだろう。実店舗におけない希少な薬でも倉庫ならおいておけるからだ。ネットと実店舗の相乗効果が得られる売り方を考える必要があるだろう。

またネットで売るなら売った人へのケアーや確認などをこまめに行い、これまで得られなかった情報を医薬品会社にフィードバックする仕組みも考えられる。


2013年11月20日水曜日

ショールーミングの世界 イオン、スーパー1600店 ネット直結

イオンは2016年度までに、スーパー全1600店で売り場とインターネットを連動させるサービスを始める。消費者が店頭でスマートフォン(スマホ)を使い撮影した商品を即日宅配するほか、専用サイトに誘導して店に用意しきれない商品も販売する。小売店は急成長するネット専業に市場を奪われている。店で品定めだけしてネットで買う消費行動が広がるなか、実店舗をネットと直結し顧客を囲い込む。(2013/11/20付日本経済新聞 朝刊)


今日は一面トップでこの記事がでたが、読者にはおなじみだろう。関連ブログが2つ今日で3つ目の話題になる。それにしても実店舗がネットにやられていると言う観点で始まっているが、実際ものを売るには店舗が必要だ。手にとって見えるからである。

しかし実店舗には欠点がある。物理的な制約で種類がおけない、もしくは商品が置けない場合がある。百貨店がなんでもないように、もはや実店舗に入りきれない商品が存在すると言う事だ。

ヤマダ電機がネットに対抗して安売りを続けた結果、利益が出なくなった。この記事は記憶に新しいが、もはや品数で本屋、家電、消費財などはAmazonに勝てるところがないだろう。しかし逆にAmazonには実店舗がない弱みもある。

とは言っても先のブログで書いたように、他店舗で実物を見てAmazonで買うスタイルが出てきているので、店舗だけあって売上に繋がらないようでは、これまた困るわけである。その為イオンの様に、顧客を囲い込むために、サービスを展開し始めた。ここで新しい試みが、ある

商品のバーコードを写真に撮って、これが欲しいと言えば、宅配してくれるサービスである。これは一旦店舗にくる必要があるが、目で見たものを選択できる点が良い。またネットに一旦接続されると、おれもこれもと商品を宣伝できるようになっているようだ。スマホなど位置情報がわかるものからのアクセスなら、どの店舗からアクセスしているか分かるわけだし、その店舗の特売を画面に映し出して購買を促すこともできる。

いろんな手口が考えられるので、実店舗がある所は通販とは違う色をネットを使って出して行く事が、これからのテーマになるだろう。

このサービスに一役買いそうな仕掛けがiPhoneにある事をご存じだろうか。iOS7にはビーコンが埋め込まれているそうだ。ビーコンは遭難信号など出す機械として有名だが、これを出していると言う事は、その信号をキャッチすれば、その人に向かって近くの店舗から信号を返すことが出来ると言うことだ。つまり通りかかりに店舗から商品・サービスの案内をスマホに送れるのだ。

GPSなどの大きな仕掛け無しにできる事は、非常に有効だし送り手の店舗が簡単にできそうな仕組みである。ビーコンのアプリもでるようだし、USではビーコンの使い方をいくつもの会社が検証しているようだ。

こんな情報も知っているだけでなく活用した店舗や企業がまた大きな利得を得るのではないだろうか。

2013年11月19日火曜日

アップル、3Dセンサ開発企業PrimeSenseを3億4500万ドルで買収か


Appleが3Dセンサ開発企業PrimeSenseとの買収契約を締結したとの報道があった。PrimseSenseはMicrosoftの「Kinect」センサ開発に携わった企業だ。
(Steven Musil (CNET News) 翻訳校正: 編集部 2013/11/18)



なんと言ってもMicrosoftのXbox 360に搭載されている技術である。入力デバイスとして最近脚光を浴びているジェスチャーコントロールである。その他iRobotのAVAASUSのXtionでも使われて居る。


これらの製品は動きを判断して、何かを実行する事ができるため、ゲームでXbooxのKinectのような使い方が一般的で有る。しかしこの動作を認識するこれらの機器は、ゲームの開発や3Dグラフィックス製作だけでなく、福祉や教育、建設現場、生活家電などあらゆる場面での展開が期待されている。



このような機器を開発する会社を買い取る訳は、音声のSiriに続いて、例えば指の動きや瞬きの動作で稼働する、モーションコントロールを搭載する可能性を秘めている。iWatchなどでも指示を音声でするのはスマートではないが、人差し指左右に動かす事でメールが確認できたりするのは有り難い。Macでも同じ事がいえる。およそカメラを搭載できるものには応用できる筈なので(2ついるが)、多くの機器でモーションコントロールが可能になる。早期の投入を期待したい。






2013年11月18日月曜日

Windows8.1の便利機能 検索

Windows8から8.1は、マイナーバージョン以上の改訂があった。前にも書いたが今回は検索機能である。MacのSpotlightと同じようにWebまで検索に行く事ができる。また検索範囲も選べるので、非常に便利になった。

右下にカーソルを持って行くと、紺色のメニューが出てくるが、そこから検索を選ぶと下図の画面になる。ここに文字を入れると入れている最中から検索を始める。


検索窓の右サイドを選ぶと下図のプルダウンメニューが出てくる。ここで検索範囲を設定する事ができる。色んなものを検索したければ、すべて検索のままで良いが、資料などこのフォルダーにあるなどの場合は、余計なものを探されず、シンプルに探し出すことができるだろう。



その他8.1では、SkyDriveが標準装備となった。設定時にIDをスカイドライブのサインインと同じにしていると便利だ。スタート画面に「スカイドライブ」アイコンがすでにでている。ここを選択すると下の画面になる。



クラウドドライブなのでここに保管すれば、どのデバイスからでもデータを扱う事ができる。私はいつもMacを使っているがWindowsで資料を貰ったり作成した場合にもSkyDriveに入れていけばシームレスにデータを使うことができる。





2013年11月17日日曜日

日本HPのHP ElitePad は強力なWindows8タブレットだ

昨日Sony VaioのWindows8のタブレットを紹介したが、CPUパワーが劣るものの外部で手軽にこれまでのソフトが使えるHPのElitePad はやはり魅力的に思える。


HP ElitePad

CPUはIntel Atomのプロセッサーを採用している。画面サイズも10.1で重さも630gとかなり軽量である。但しストレージは64Gである。ここでPCと違うのは、なんとLTEに対応している所である。この特徴はCellarタイプのタブレット仕様と言える。



VAIO Tap 11


もちろん単純な比較はできないが、Elite PadはLTE対応(au,Docomo)だと言う事を考えると持ち歩くタブレットをイメージできる。一方VAIOはやはりCPUが強力な事からPCの新しい形としての小型化提案になるだろうか。





2013年11月16日土曜日

ソニーがフルタブレットのバイオを発売

ソニーは10月8日、11.6型でフルHD解像度のタブレット「VAIO Tap 11」を11月16日に発売すると発表した。OSにウィンドウズを採用するVAIOシリーズとしては初のフルタブレットだ。また第4世代Core iシリーズを搭載し、ウルトラブックにも等しい性能ながら、780グラムという軽量ボディーを実現したことにも注目したい。今回はこの高性能タブレットの使い勝手や機能性をチェックしていこう。(日経新聞電子版2013/11/16)

Xperiaがあるのにと思うが、Sonyがタブレットにかける勢いが分かる。もともとWindows8の薄型Vaioを作っていたので違和感はないが、フルタブレットとなるとアンドロイドとの全方位体制で有ることが分かる。Windowsは何と言ってもビジネス資産があるので、企業ユースでは圧倒的な強さがある。

NECも795gのLivieを最近だしているが、Vaioは780gとキーボードがない分軽量と言える。が本当に凄いのはCore iでの軽量と言える。キーボードが付属しているのと、自立のスタンドを背面に付けているところだ。

ただ469gのiPadAirに比べると、残念だが可搬性には今ひとつだ。その意味ではトレンドはiOSやAndroidに向いているだろう。やはり過渡期的な製品であると言えない事もない。ただ前述したように、ビジネス資産という観点ではPCの小型化は取り扱いも楽になり、より使いやすくなると考える事もできる。




2013年11月15日金曜日

トヨタ、燃料電池バスを非常電源に

トヨタ自動車は14日、燃料電池バスから電力を家電製品に供給する実証実験を愛知県豊田市 内で公開した。バスに搭載される大型の燃料電池では水素と酸素を反応させて電気を取り出すこ とができ、災害時の避難所への電力供給などを想定している。供給量は一般家庭で約40日分、 学校体育館の照明で約5日分に相当する。トヨタによると、燃料電池バスを使った実証実験は世 界初という。2013/11/15付 日本経済新聞 朝刊


凄いことだ。やはりこれからは燃料電池だろう。前にも書いたが、いまEVが主流になりような勢いがあるが、これは国の政策と日産など先発している事による。やはりBMWも主流は水素だと言っていち早くエンジンを開発し、公共施設にリースを開始している。この動きはBMWは速かったが、BMWと提携したから(これはハイブリッドとジーゼルのバーター)ではないだろうがトヨタの動きが活発だ。ハイブリッドで売上を伸ばしてきたが、次世代に位置付けるつもりはなさそうだ。ガソリンエンジンのような息の長い100年以上使える次世代エンジンを目指していると思われる。

電気自動車は自動車というより、バイクやスクーター、これから出てくる一人乗り乗用車などで多く使われるだろう。

上記の記事は、トヨタがバスで実験した非常電源が主体だが、一般の野外での活動にも有効だ。屋台の電源もあぶないガソリン発電機を使わなくて済む。電話も有線から無線になったし、電気も電線がない所での発電が当たり前に成るのかも知れない。なんと言っても水素と酸素で反応するエネルギーが電気になるクリーン環境だ。昨今の温暖化と異常気象を考えると一刻も早く市場に出して欲しい技術である。



NTT、米でクラウド一括提供

NTTは2014年3月をめどに、米カリフォルニア州シリコンバレー地域に、クラウドサービスの戦略営業拠点を設ける。グループ各社のサービスを一括提供する体制を整え、米国のグローバル企業の需要を取り込む。相次ぐ買収で手に入れた通信網やサービス技術を活用。通信回線の確保からシステムの構築・運用まですべて提供できる強みを生かし、競合する米IT(情報技術)大手などに対抗する。

中略

NTTグループは広範なサービスを一括提供することで独自色を出す。例えば自動車メーカーが世界中に構える工場や販売会社を通信網でつなぎ、部品や完成車の受発注などを管理するクラウド型のサプライチェーン(供給網)システムを一括提供するといったことが可能だ。(2013/11/15付日本経済新聞 朝刊)

NTTグループの動きはいくつか書いてきたが、このようなサービス提供を目指していたことがわかる。

キーワードは以下の2つ。
1.グローバル
2.クラウド

どこもが注目する点だが、これをビジネスで実現していくことは中々できない。サービスだけでなく実際グローバルに展開していても、グローバルな状態を把握できている企業は少ない。ここでNTTのサービスを利用することで、先のヤマトの在庫サービスなどを繋ぐ事ができれば、強力なサプライチェーンができあがる。

クラウドなので海外でIT専門家がいなくても、導入する事が可能になる。海外工場などで専任のIT技術者をやっとてまで自前のシステムを動かしている企業が多いが、もっとクラウドの利用を検討した方が良い。雇うコスト、機材のコストを考えたら多くの場合、費用は抑える事ができる筈である。

NTTのサービスが始まる前に交渉すれば、いくらかのメリットがあるかも知れない。


2013年11月14日木曜日

生産現場でもiPhone 中小企業IT化の波に乗る

生産現場での情報閲覧や実績管理入力の端末として、スマートフォン(スマホ)やタブレットなどのスマートデバイスを活用する動きが、中堅・中小メーカーにも広がろうとしている。

iPhoneの導入の効果

以下、南海プライウッド(香川県高松市)の事例
1.現場で作業内容を即時入力できる上に、
2.生産管理システムの情報をリアルタイムに参照できて作業指示などを確認しやす
3.ハンディターミナルとそれに付随する通信システムなどを導入するのに比べて、システム構築コストが低い
4.現在の在庫情報を現場ですぐに確認できるのが便利
5.出荷や在庫などの情報をリアルタイムで確することで機会損失を防ぐ

特にこれからIT(情報技術)化を推進する中堅・中小メーカーでの利用価値が高いとみているのだ。操作画面がシンプルで直感的に操作しやすいので、海外工場への展開にも向くとしている。


開発会社の意見として「ただし、当面はiPad/iPhoneのみに対応する。「Android(アンドロイド)は端末が多様で対応仕切れない上、セキュリティーなどに不安がある」(B-EN-G)。Windowsへの対応は今後検討するとしている。」(日経新聞電子版2013/11/14 引用)


内容を編集して引用したが、結局は「使いやすく」て、「安価である」事が導入される理由だ。「現場入力」は私達がネットワーク(LAN)が出来たときから提唱してきたが、やっと20年近く経って実現できた。使いやすさの中にはリアルタイムを活かした情報の共有が入って入る。在庫の確認、入庫の確認などが現場でできれば、これはかなり使えるものになる。

また最新のiPhone5sを使えばモーション管理ができるので、作業者が身につければ操業状態も管理する事ができる。導線などの改善にも活用できるので、現場でこのデバイスを持つ事は、ハンディーターミナルと同等の仕事が安価に導入できるという以上の事が実現できるのである。

iPadに置き換えれば、情報をもっと多く提供できるので、活用は広がるだろう。リアルタイム情報を即座に加工した結果がiPadに表示されれば、次のアクションに繋がる行動ができる。収集して、加工して、表示する。INとOUTにiPhoneやiPadを使う事で加工された情報が活かせる。好循環を産むシステムと言える。


2013年11月13日水曜日

カメラ使わず人の動き把握、NECが監視システム技術

NECは、弱い電波を利用して人やモノの形や動きを正確に把握するシステムを開発した。独自のシート型センサーと解析技術の組み合わせにより、カメラを用いることなく人の出入りなどを把握する。公共施設等に設置することで、プライバシーへの配慮と異変の早期発見を両立させるのが狙いだ。(2013/11/13 6:30 日本経済新聞 電子版

これぞ気遣いの技術ではなかろうか。足の動きで気配を読み取るセンサー技術である。カメラによる顔認証と違って、プライベート情報を保護する事ができる。足跡情報だけでは誰か特定できないからである。

カーペットのような形状で、耐久性もある。床に敷き詰める事も、床暖房のように床材の下にも敷くことができそうだ。人が移動する所にすべて置く事ができるので、利用範囲は広い。NECの想定では以下の利用を考えて居る。

① 立ち入り禁止エリアの侵入の有無(防犯)
② 特定エリアの混雑状況(駅やコンサート場の出入り口など)
③ 高齢者施設に設置して、高齢者の状態を確認する
④ 車椅子か盲導犬などの有無でドアを自動で開けるとか

その他エレベータや扉の前にあれば、人がどこまで近づいているかなども分かって安全運転が可能だ。駅のホームで落ちる人を監視、予防する事もできるだろう。画像解析よりは現実的なセンサーかもしれない。コスト的にも同等の対応機能に比べて数十分の1になるそうだ。



ネットで好みの眼鏡選び 試着・度数確認もお任せ

「顧客がより満足できるような眼鏡の買い方を提案したかった」。サイトを運営するオーマイグラス(東京・品川)の清川忠康社長(31)はこう語る。眼鏡をネット通販で買うには2つの問題があった。試着できないこと、眼鏡の度数が確かめられないことだ。(日経電子版2013/11/13)

成る程最近は店にも行かずになんでもネットが使えるようになった。と思いきや、度数は提携先のメガネドラッグで検眼した数字を書き込むようだ。試着の画像処理ではなく、実際に試着ボタンを押せば5本まで試着できて・・・。

とこうして見てくると私などは店で買う方が面倒が無いと思うのだが、どうだろうか?ネットビジネスは多くの場合、試着など必要ない書籍や家電などが対象であったが、近年試着しなければならない、服とか靴とかネットで販売するようになった。ここに来てメガネである。一応医療器具のメガネがネットで買える。

しかしどう考えても、服や靴なども着心地や履き心地があるので、これは試着しなければ購入するかどうか決めかねる。書籍でもタイトルと書評などでネットで買うと想像していた内容と違う事がままある。その為勢いで買う物の死蔵されているものが結構なるのだが、試着前提のものは買う気がしない。

しかし月1000本も売れるにはそれなりに訳があると思うのだが、新聞にはそこまで書いていない。

カスタマーレビューを見て見ると、以下の意見が多いように思える
① メガネの種類が豊富で有ること
② 店員に邪魔されずじっくり試着して吟味できること
③ 長時間試着できるので、ずれなどが確認できること
④ 返品などにも丁寧に対応してくれること

とは言う物の、③のずれはその場で調節しながら、掛け心地を確認しつつ、差異調整してと、結構微妙なものだが、それがきちんとできているのか疑問である。それは提携先のメガネドラッグに行くのかも知れないが。

結局、ネットで面白いのは「商品を選ぶ事を邪魔されずに何時間もできる事」ではないだろうか?ネットで販売する場合は、この楽しさをどれだけ具現化させるかがポイントだろう。


2013年11月12日火曜日

「ガラケー」が一番?

菅義偉官房長官がこのほど、携帯電話を新調した。かつてスマートフォン(スマホ)を使ったこともあるが、電池の持ち具合や機能を重視して「ガラケー」と呼ばれる従来型の携帯電話を愛用する。黒いシンプルなデザインの最新モデルは、電話帳機能としてこれまでの3倍という3000件の連絡先を登録できる。(日経新聞2013/11/12 朝刊)


なるほど、電話をかけまくる人にとってはスマホは無用かもしれない。そういう私も、仲間のコンサルタントも、そして営業関連のビジネスマンの多くは二刀流だ。携帯料金はかかるが、情報端末としてのスマホは今や必需品である。情報を得るためにガラケーでネットに接続して、まだるっこしい事はしていられない。


しかし電話となると、またその量や、私の場合車でもBluetoothで接続しているとやはり時間も使うため、電池の持ちが気になる。ガラケーなら3日ぐらいは軽く持つし、使いまくっても1日でなくなることはない。本当に日本の技術には敬服する。

私はiPhone5sを主で使っているので、ガラケーは電話しか必要ない。その為ほとんどのオプションを外してしまった。DoCoMoなのでiモードもいらないぐらいだが、もしもの事があるといけないので、保険で付けてある。このiモードも役目を終えるようだが、一世を風靡したモバイル環境だった。

いずれにしても、ガラケーは電話だけに機能を保持して、かつDoCoMoなのでどこでもかかりやすい。日本中どこに行っても使う事ができる。一台あれば便利だ。Willcomなら980円でだれにでも無料でかけられると思ったら(コマーシャルではそう言っているように聞こえた)、これまたオプション・オプションで、結局そんなに安くない。長年使ってきたDocomoの方が安い金額になっていたため断念した。ただ通信手段が違うキャリアを持つことは、回線の二重化確保で、緊急時には利便性が高いと言える。

新型iPadミニが販売開始 納期は「1~3日」

米アップルは12日、タブレット(多機能携帯端末)「iPad mini」の新モデルの予約を同社直販サイトで開始した。店頭での発売日は依然明らかにしていないが、直販サイトでは予約を受け付け開始した同日午後5時過ぎの時点で納期が1~3営業日(記憶容量16ギガバイトモデルと32ギガバイトモデル)または5~10営業日(同64ギガバイトモデルと128ギガバイトモデル)となっている。2013/11/12 17:32 日経新聞電子版


やっと出た感じだが、まだ2週間も経っていない。記事では10月22日の発表から半月も遅れてと言って居るが、これまで発表があってすぐデリバーしたことはない。LGやシャープが液晶の提供に遅れを出していることは周知であるが、それを声高に記事にするのは悪意を感じる。ただ年末に間に合わないとすれば、Nexus7やKindle Fire HDに流れないか心配だ。やはり数を出すことがデバイスの勢力図に直結するからだ。


しかしiPodを出してからか、数を頼んだ経営をアップルがし始めた。これに関しては、私はあまり良い気持ちになれない。Macを使い出した時がそうだったが、最高のPCをWindowsしかし知らない人への優越感の中で使っていた。iPhoneもこんなに皆が使うと思わなかった。

アップルにはやはり特別であって欲しい。サムスンやGoogleの動向に関係無く、独自の製品を出して欲しい。その願いが叶わないときはアップルは終わったと思うしかない。


ちょっと個人的な話になったが、話題を元に戻そう。私は早々とAirを購入したので食指があまり動かないが、miniには当然魅力がある。Airが軽くなったと言っても物理的に小さいminiは以前もものでもかなり軽い感じがする。実は前のminiの時もそうだった。しかし少し経ってから量販店でminiを見たとき、Retinaになれていた筈なのに、結構きれいなnminiの画面に魅了された。そしてなんとっても軽かった。これで持ち運びが楽になるとおもって、即座に購入したことを思い出した。

今回はさらにRetinaになった事で、かなり見やすい画面になるだろう。また前のminiはA5だったために、雑誌などを見ようとするとかなり動作が緩慢になった。しかし今度はA7なのでAirと同じく早い処理がきたいできる。


デリバリさえ問題無ければ、Nexus7やKindle Fire HD8.9に比べて問題無く機能は上だろう。値段にしてもKindle Fire HD8.9は39,800円と41,900円〜のminiと2,100円しか違わない。それにKindle Fire HD8.9は、やはりAmazon専用端末で、Android機ではないと思った方が良い。私もちょっと前のKindle Fire HDをもっているが、アプリは少ないし、ビジネス端末とは言えないだろう。これは私以外の所有者も言っていたから間違いない。

2013年11月11日月曜日

ホワイトカラーの生産性の低さには定評があるのが日本企業

工場の生産性は高いのに、ホワイトカラーの生産性の低さには定評があるのが日本企業のようだ。

労働生産性、つまり就業者1人当たりの名目付加価値は経済協力開発機構(OECD)加盟34カ国中第19位、主要先進7カ国となると1994年から18年連続で最下位に甘んじている。時間当たりの生産性もやはり19位。アウトプットは4500円程度でしかない。勤勉な日本人のイメージからは程遠い。(2013/11/9 7:00日経産業新聞)


日頃私もクライアントで感じている事であるが、ホワイトカラーの生産が先進国最下位とは思わなかった。この記事では、以下の様に言っている。

1.日本ではグループウェアーなどが普及していない事、
2.生産性ツールは雇用を減らすと日本企業は考えている
3.米国では余剰雇用は別の付加価値の高い仕事にまわす


そして「スマートエンタープライズ」を推進すると言う。スマートフォンのそれと同様に賢い企業と言う事だろうか。データを常に分析できる仕組みの中で活動するらしい。

例えば営業日報などを見返すよりも共有カレンダーで営業のスケジュールを書き込みば行動履歴に成り、その動きをみれば誰がどこにどんなステータスかを一目で見る事ができ、営業日報になるというものだ。

確かにGoogleカレンダーなどを使って、色別で担当者や営業ステータスを分類しておけば、そのような事は可能だ。ただこれくらいのことではスマートとは言えない。やはり日報にはそれなりの情報が書かれて居るので、その情報を共有できるようにEvernoteBusinessなどを使って各担当者が閲覧できるノートを作る方が有効だ。EvernoteBusinessでは検索もOCR機能もあり検索機能が高い。またiPhoneやiPadにもアプリがあるので、どこでもその情報が確認できるし、書込なども権限次第だが自由にできる。まさにスマートな環境を作る事ができるのである。

これらは無料で使えるものがあるので、利用すると良いと思うのだが、異常にセキュリティーに厳しい情報システム部の反対にあっている会社もある。もっと勉強した方が良いのだが、そのような反対があってもユーザーに使う意思が強ければ相談に乗ってくれる筈だ。多少のリスクと思える(リスクは企業のサーバーより少ないと思うが)所にチャレンジすることが必要だろう。


2013年11月10日日曜日

店で下見、ネットで購入 ショールーミング始動、揺れる小売業

実店舗で商品を下見してネット通販で購入する消費者の行動「ショールーミング」衣料品通販サイト「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイは8日から、パルコと組み「店舗公認」ともいえるショールーミングを始めた。スマートフォン(スマホ)全盛時代のなか、小売業は対応を迫られている。(2013/11/10 7:00 日本経済新聞 電子版)


以前にも紹介した(店頭で見て、サイトで買い物)「ショールーミング」がいよいよ本格化するようだ。ネット通販のゾゾタウンがパルコと組むとなると、これは一般的には小売りに不利だと考えられる。パルコの店で見つけたものをゾゾタウンで購入するとその販売に対する手数料を支払う事になっているそうだ。


ショールーミングの手順

1.店舗で商品についているバーコードをアプリで読み取る
2.アプリ提供サイトから商品情報がみられる
  ・ここで服ならコーディネートまで提案してくるもののある
3.価格情報などいろいろと情報提供される
  ・購入するかどうかはここで判断するのだろう



しかし手数料だけで本当に小売りとして問題無いのか?手数料だけでも欲しいぐらい小売りが貧窮しているのか?実店舗での下見した上での、ネット販売で買うメリットは移動や決済に利便性があるからだが、送られてくるまでの時間と待機している時間は無駄と考えないのだろうか。私は欲しい物はその場で手に入れたい質なので気になる。

店舗まで行った人が、わざわざネット通販を選択する理由は、これだけではないだろう。ネット通販で例えば楽天であればポイントを稼ぐことができる。例え店舗と同じ値段で販売しても、ネットで購入してポイントがついて、他の店舗のものでも購入時にポイントが使えるとすれば、ネットで購入する価値はある。

アマゾンでもそうだろうか?本屋から一時苦情があったが、本屋で立ち読みして購入はアマゾンで。私はしたことがないが、本屋内でスマホをいじっている人は見かける事が多い。ただしアマゾンは日本の場合定価販売(原則)、たまにふっと多少の値引きをしてくれる事があるがプレミア会員だからだろうか。米国では本屋からKindleを撤廃する騒ぎになったようだ。


ネット広告代理店のオプトは「ショッピッ!」というアプリを提供しているそうだ。このアプリを使うことで各ネット通販(楽天、ヤフーなど)の在庫状況が分かるという。また位置情報から検索した商品を売っている店舗まで紹介する。



ビジネスへの応用


ここまで来て気が付くのは、商品バーコードがそれ程に統一されている事在庫情報がネットで取得できるほどに正確に管理されていること、である。GPSで位置がわかれば、近辺の店舗が紹介できると言う事は、その店舗の在庫管理がしっかりしていないといけない。店舗まで行ってなかったら、情報は無駄になるし信用もなくす。これが成り立つ前提には情報が正確であることが必要なので、そこまで管理が出来ている事がわかる。

ビジネスを考える時、どれだけの情報が得られるかを事前に検討しなければならないが、殆どの情報が取得できる事を前提に戦略を立てるのも1つかもしれない。しかし途上国ではしばらく難しいかも知れない。





2013年11月9日土曜日

試行錯誤の跡見えるWin8.1 でも、スタートメニュー開かず

日経の記事で上記タイトルが付けられた記事があった。Win8.1を無償でダウンロードして更新したが、成る程スタートボタンはできたものの、スタートメニューはない。デスクトップの左下にあるスタートボタンマークを押すと、スタート画面に戻ってしまう。この画面がこれまでのスタートメニューという位置づけだろう。ここからアプリを起動させると言う事だ。

しかしWin8.1には、もっとスマートに使う事ができる設定をで実現させていた。進歩して使いやすい機能があるので紹介しよう。まずはここから始めるだけで見違えるほど使いやすくなる。


「デスクトップ画面をログイン後に直接出す方法」


1.デスクトップ画面に入り、右クリックすると下図のようなメニューが出てくる。このメニューから「プロパティー」を選択する。



2.タスクバーとナビゲーションのプロパティー画面「ナビゲーション」のタブを選択すると下図の様な画面が出てくる。「スタート画面」の設定項目から、最初の「サイン時または画面上のすべてのアプリを終了したときに、スタート画面ではなくデスクトップ画面に移動する」という項目に✓を入れる。

またスタートボタンを押したときにスタート画面ではなくアプリを選択する画面にダイレクトに行くには「スタート画面への移動時にアプルビューを自動的に表示する」に✓を入れれば良い。






3.最後にシャットダウンしたいときにもWin8では面倒だったが、8.1ではスタートボタンの所で右クリックすると下図のようなメニューが出てくるようになった。ここでシャットダウンの項目を選択すると、ダイレクトに終了することができる。



このようにWin7風に使う事ができるようになったので、それなりに使う事はできるが、アプリをアンインストールしたり、デバイスの設定をしたり、に関してはまだまだ階層が深い。タッチとマウスを両立させる事は難しいが、もっと右クリックメニューを活用してダイレクトに行ける方法を今一度検討して欲しい。