2015年8月6日木曜日

ロイターのFTA対応システム SAコンファレンス

企業のグローバル・サプライチェーンと貿易コンプライアンス業務の効率性が向上するように設計されている自動化された貿易管理ソリューション

SAP Automotive Forum Nagoya 2015年8月5日が開催された。前のブログで自動運転など今後の自動車産業の課題に関して書いたが、自動車産業のみならず業務に必要なソフト、ハードなども展示されていた。

その中で、最近煩わしいとされているFTAに対応する為のシステムの紹介があった。殆ど内容は飛ばされたが気になったので共有しておく。それはトムソン・ロイターから提供される「ONESOURCE GLOBAL TRADE FTA」と言うシステムだ。

OneSouece


TPPに代表されるFTAは、コスト削減および マーケットアクセスの改善などの観点からは、企業の競争力に大きく関係してくる。しかし最近では FTA適用輸入に対する輸入国側当局のチェック が厳格化しているのも事実だろう。

強固な社内コンプライ アンス体制を構築した上での利用が、これまで 以上に重要と言える

輸入国当局が原産性に疑義を持った場合、詳細な書類の提出要求や立ち入り検査が行われることもある。FTA利用条件を満たさないと解釈される貨物に対して、原産地証明書が発給されるケースが確認されており、輸入国当局の監視の目は厳格化しているだろう。 

このような煩雑なFTP対応を自動で行う仕組みがONESOURCE GLOBAL TRADE FTA」と言うシステムだ。ITを有効に使う事で、業務の煩雑さを逃れるだけでなく、企業稼働の不利益を回避する事が可能になる。

このシステムはERPなどと連携して使える様インターフェースも準備されている。企業内システムが整備されていない所は、これ以前の問題が多いかも知れないが、関税の問題をクリアすることは、海外で活躍する企業に取っては少なくないリスクだと考える。

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