2014年1月31日金曜日

着ると心拍計測する衣服 東レとNTT、素材を実用化

「東レおよびNTTは2014年1月30日、心拍数や心電波形といった生体情報を取得できる機能素材「hitoe(ヒトエ)」を開発、実用化したことを発表した(画像1、画像2)。衣料などにhitoeを用いることで、着るだけで心拍数や心電波形を取得できるようになる。またNTTドコモはhitoeを利用した衣服とスマートフォン(スマホ)を活用したサービスを2014年中にも開始する予定である。」(2014/1/31 6:30 日本経済新聞 電子版)

やったのは以外にもNTTだった。東レはユニクロと組むなどアグレッシブな企業で有りあつ素材メーカーだから、研究しているとは思っていたが、相手がNTTとは。


ウェラブルシャツのブログを昨年末に紹介していたが、ここに来て日本勢が出てくる事は喜ばしい。このhitoeという人の名前のような素材はNTTの「繊維導電化技術」と東レの先端繊維材料「ナノファイバー」を使った同社の「先端高次加工技術」で作られたもので、ノイズの少ない心電図計測を可能とし、肌へのフィット感や快適性を備える新しい素材であるらしい。

この写真はTシャツにhitoeを張り付けて、通信機を付けているものだ。Bluetoothでスマホと通信して心電図を送る事ができる。実際の市販では織り込んで作るというが、洗濯は30回程度と少々耐久性にまだ問題がありそうだ。運動用に考えると頻繁に洗濯される。それに耐えるような所まで持ってきて欲しい。

また記事にはないが通信機の電源も何時間使えるのか、実用化は2014年度中と言われているが、実際皆が使えるようになるには数年かかりそうだ。しかしこれらの技術がいつも健康を見守ってくれるのは嬉しいし、なんと言っても負荷がかからない感じが良い。楽して管理できるし、以前にも書いたが入院中でも大袈裟な機械を付けなくても良い。この点は海外のウェラブルシャツとは違ったアドバンテージが取れそうだ。


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