2013年10月30日水曜日

クラウドを活用する企業は売上を伸ばしている

クラウドを積極的に取り入れている企業は、慎重な企業に比べて売上が確実に上がって言う事をIBMが発表したそうだ。

クラウドを使うメリットは何か?


1. コストメリット
これはよく言われている事だが、自社でサーバーを持つコストは相当なものである。日経コンピュータの記事だが、新日鉄と住友金属が合併してできた会社で統合するために300億かけるという。その中でサーバーが1700台もあるとあった。これだけの量を維持運用するのは並大抵ではない。またデータが増えればディスクやメモリーを増やしたりと、本格的なシステム要員を抱えて対応する必要がある。これらをデータセンターなどに一括で依頼して自社クラウドの運用をすれば集中的にシステムを管理できる。上記の新日鉄住金もシステム会社を統合して、集中管理するようだ。

2. BCPの実現
先のブログでも書いたが日本中のサーバーが移動するという内容で、大きな目的はBCP対応にあるとした。実際BCPで自社だけでできる事は限られている。増してや天変地異に対応するには、データの二重化だけでなく、強力なセキュリティ(物理的にも)があるデータセンターが必要になってくる。企業単位でそれを実施するにはコストが掛かりすぎだ。巨大企業であってもデータセンターを使うだろう。今までデータだけテープセンターに保管して貰う事が多かったと思うが、リアルタイムデータはそんな悠長な保管体制では意味がない。その為にはシステム毎保管してもらう必要がある。

3. 運用負荷軽減
運用の負荷は当然、自社で抱えれば抱えるほど負荷がかかる。これまでの開発中心であればプログラマーがいれば後はメーカーのCE(Customer Engineer)などが対応してくれた。しかし今はサーバーを管理する為には、自社内に相応の要員がいないと日常的な対応ができない。その為ベンダーやメーカーにネット接続して管理を依頼している所が多い。とは言え物理的に離れていれば、自社内の要員が対応しなければならない事は多い。システムの運用面をとってもクラウド化するメリットは大きいと言える。このような状況で
情報システム部のスキルが追いついていないのが現状である。外部に出せばこれも解決するだろう。人件費を考えたら外部に出した方が1.コストメリットを産む一因になるだろう。





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