3D(3次元)設計データから立体物を造形する「3Dプリンター」のアジアメーカーが日本に相次いで進出する。1台10万円以下の安さが特徴で、台湾の電子機器の受託製造サービス(EMS)企業などが2月以降に発売する。装飾品やフィギュアなどを手軽に作りたい個人や中小企業の需要を取り込む。ネットなどで手軽に購入でき、3Dプリンターがより身近になりそうだ。(2014/2/1付日本経済新聞 朝刊)
いよいよ身近になって来た3Dプリンター。アジアから格安の製品が売り出されてきた。ここれまで廉価版は中国製に押されてきたが、東南アジアでも出してきた。記事では以下の2社を紹介している。
1.台湾の新金宝グループ
販売方法:家電量販店のサイト販売
価格:6万9800円
2.シンガポールのベンチャー企業パイレート3D
販売方法:デジタル機器販売のケイエヌトレーディング(大阪市)
価格:9万9800円(6月から)
パイレーツ3Dはシンガポール技術研究所内で2012年に立ち上がったベンチャー企業。
台湾の金仁宝グループでネットワーク機器などを手掛ける金宝電子工業は12日、同グループ傘下の泰金宝電通と3Dプリンターの合弁会社を設立することを董事会で決定した。金宝電子と泰金宝は新会社設立に当たり、折半出資で計6億台湾元(約20億円)を投じる。(http://news.nna.jp/free/news/20130715twd003A.html)いずれにしても、これらの格安3Dプリンターは個人利用をターゲットにしている。これらの特徴は廉価であるが、小さい製品を作る事ができる。スマホケースなど単純なものが多いがデザインセンスで勝負するものができそうだ。
ただビジネスでは大きさ、素材など拘る部分が違うので、試作や金型などを作る場合はそれなりの機器が必要になってくる。ただ台湾の「金仁宝グループ」など3D分野に進出する企業が増えてくれば、ビジネスでも十分使える3Dプリンター廉価版が出される事だろう。
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