「医療機器のシスメックスは4月から、国内全社員に米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」を貸与する。社用の通話やサイト閲覧だけでなく私的な通話やデータ通信にも使えるため、別に個人用端末を持ち歩かずにすむ。在宅勤務など多様な働き方を可能にして効率や発想力を高める狙いだ。」(2014/2/22付日本経済新聞 朝刊)
昨今、スマホを止めたら月額5000円だすという会社や、PCを一人一台から集約した会社がある中で(これはこれで納得できる理由があるので読まれると良い:日経ビジネス2014年2月17日号)、iPhoneを社員に支給してしかも私用電話以外のアプリやWeb閲覧など自由自在に使わせるという。
個人のスマホを使うBYODなどがあるが、これは筆者も抵抗があった。ただここまでやる企業がこれまでなく記事になったのが珍しい。通常スマホが配布されている所でも2つ持ちが多く持ち運びが面倒と聞いている。
シスメックスでは「カメラやセンサー機能などを活用してビデオ会議や勤怠申請、経費精算の承認などができるほか、名刺管理、社員の健康支援に役立つ機能なども順次導入する方針だ」(同上)という。
結局中途半端に使うと、コミュニケーション不足になったり、無駄な投資になるわけだが、目的を明確にして、効果を期待するなら、ここまで徹底した方が良い。最近システム導入でも中途半端に実施して、動かないコンピュータになっているケースがあるが、そのどれもが、①中途半端な目的、②実施体制、③予算の結果である事が多い。追加投資があっても徹底して実施したとことは大抵問題無く動いている事が多い。
システムを導入する場合は、スマホであっても徹底した使い方を想定して導入する事が大切である事がわかる。
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