磁界結合型と言われるこの方式は、これまでも歯ブラシ充電などの電磁誘導型と違い、離れていても給電する事が可能になった。その為家や駅や事務所などの壁の中に送電用コイルを組み込めば、タブレットやその他受電コイルがある家電に給電する事が可能になる。
ああ電池切れだ!と言う事が極めて少なくなる。いまのWiFiスポットのように駅に行けば給電できると言う事になる。自動車に組み込めば、車に乗った時に給電されるので車外に出るときは満充電状態になる。大変便利だ。スマートフォンなど電機を多く消耗する機器には有り難い環境になる。
家庭でも配線が絡む発熱事故も少なくなるだろう。特許申請中で実用化はまだ未定の事。一日でも早く世に出して欲しいものの一つだ。
(2014/02/19日経産業新聞電子版) |
もっと大がかりな給電を考えて居る所がある。「なぜ鉄道は電化されたのか。その歴史的な経緯を自動車に当てはめれば、電気自動車(EV)のあるべき姿は一つだ」――。こう力強く語るのは、走行中のEVへのワイヤレス給電技術を開発する、豊橋技術科学大学 電気・電子情報工学系 波動工学研究室教授の大平孝氏である。
電気自動車が今後主流にはならないであろう根拠に電池のコストとインフラがあった。しかし水素などが一般化するまでには多くの課題もあるし、現実に電気自動車が各社から出されている。後者のインフラでは充電器をスタンドに設置するなどの地道な努力がされているが、上記の技術が確立されたらもしかして電気自動車が主流になるかも知れない。
走りながら給電できる。道路に埋没させた給電機から車が受電する仕組みができれば、ガス管や水道管の様にインフラになっていく。こうなれば自動車は充電無しでどこでも行けるので走行持続距離は関係無くなる。テスラがアップルに買収されるなどのネタがあるよに電気自動車にはまだまだ将来性があるようだ。
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