2014年2月17日月曜日

グーグル、「Chrome」ベータ版に「並列コンパイル」機能 を追加--JavaScript処理を高速化

最新の「Chrome 33」ベータ版に「並列コンパイル(Concurrent compilation)」と呼ばれる機能が組み込まれた。これは、同ブラウザにおいて、実行中のウェブページコードから最適化されたバージョンへの変換がより滑らかで高速化することを意味する。」(著者 : (CNET News) 翻訳校正: Stephen Shankland 編集部


「コードの実行はコンパイルと並行して続行され、これにより、ユーザーエクスペリエンスをより円滑にすることが可能になる。例えば、並列コンパイルによってNexus 5上で『Octane 2.0』(Google独自のスピードテスト)『Mandreel』スコアが27%向上するとともに、『Epic Citadel Demo』などのグラフィックスを多用するアプリケーションがChromeにおいて一層円滑に動作するようになった」と述べた。



昨日の16日に公開されたベータ版v33.0.1750.29となる。上記記事だけなら、Chromeが早くなるという事であるが “Web Speech API”の音声合成機能にも対応した。「Google Chrome」ではすでに音声認識機能がサポートされているが、今回サポートされた音声合成機能を組み合わせれば、入力した言葉を翻訳して読み上げるといったことも可能となる。

改変により開発者がChrome上で動くアプリの改修などが必要になるが、利用者に取っては高度なサービスをアプリから提供される事ができるので、そのファンデーションであるOSのバージョンが上がる事は歓迎である。

クラウドが盛んになってくると、ブラウザーの能力差がアプリの快適さに繋がる事が多い。特に前述したJavaに関していれば、高速に処理されれば業務上も円滑なソフトの利用が可能になることを表している。

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