「経営トップの指示でタブレットを導入したものの、従業員にほとんど使われず、約1年もの間、タブレットが“塩漬け”の状態になった」――。タブレット導入にまつわるそんな手痛い経験をしたのが、「パリミキ」や「メガネの三城」などのブランドでメガネ店を展開する三城ホールディングスだ。(2014/2/6 7:00 日本経済新聞 電子版)
社長の一言で導入して失敗したとある。これって組織なのか?と思いたくなる記事だが、それは情報システム部の責任ではないだろうか?折角いち早く導入を決めてもらったのに(一般企業では導入したくても費用対効果を問われて導入できない企業の方が多い)、使い方を提案しなかった情報システム部、もしくは活用を売上に結び付ける事を考える企画室の問題ではないか?
機材を導入するのに「何に使えるか分からない」ってどう言うことだろう。アプリのダウンロードもさせなかったらしいが、むしろ店舗に意見を聞きたかったら勝手に使わせて意見を提案させる企画を出さなければならないだろう。
「明確な目的がなく導入したのが失敗の原因」?とあるが、そもそも目的もなく導入するのか?社長の意図はオモチャを社員に与えるために導入したのだろうか?そうではないだろう。売上に役立つ、サービスを向上させるなど「企業活動に役立てなさい」という目線であったと推察できる。あたかもタブレットが問題視されているような記事であるが、これは会社組織の問題だ。
最近Windows8のタブレットを利用している企業を多く在る。記事でも出ているが北國銀行やパソナがそうだ。Windows8はタブレットの形をしていても、結局はPCである事を忘れては行けなし、企業で使うなら無理してタブレット型のものを使う必要はない。ノートPCの方が安いし、画面も大きいので使いやすい筈だ。現時点でビジネスをPCで使ってタッチ機能を使う業務も殆どないだろう。
もっとも店舗や営業などで対面で使うならそれもあるだろうが、その場合Windows8タブレットである必要性がわからない。それこそタブレットを無理矢理入れている気がして成らない。
パソナは女性が多いからWindowsタブレットを使ったと書いてあるが、なんだそれは?仕事をする場合、しかも皆の大好きなOfficeのEXCELを使う場合、画面が大きい方が作業がしやすい。定型的なシートを使う事が多いかも知れないが、それでも画面が大きい方が、且つキーボードもそれなりの大きさがある方が格段に使いやすい。なぜ無理してタブレットを入れるのか?もっとそれこそ目的を明確にして導入する事を考えた方が良いだろう。
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