2014年3月4日火曜日

凸版がすごい 電子看板、客の顔認識に続き、客の動きをデータ化

「小売店の客を「顔パス」で接客するためのシステムが相次ぎ登場する。客が名乗ったり会員証を提示したりしなくても、客を認識して情報を携帯端末に配信する。凸版印刷が人間の顔を自動認識する機能を備えた電子看板を開発した。大日本印刷もスマートフォン(スマホ)の無線技術を応用する。IT(情報技術)を活用し、消費者と店双方の利便性を高める。」(2014/3/1 23:59 日本経済新聞 電子版)


まとめサイトみたいになっているが、それだけ凸版ネタがここ数日多い。決算をねらって一気に出してきた感じもあるが、ともかくこれからの店舗はITが必須になってくる。最近顔認識の話題が多いが、以前もブログで書いたが顔認識で携帯のロックをしたところ、自分の顔で解除できなくなり焦った事がある。しかし最近の顔認識は自動販売機では想定年齢、男女別を識別する。ちょっと前のブログ後半部分で書いたが、喫茶店に顔認識ソフト連動させたPayPalの自動支払の実験が年末に始まっていた。

凸版の場合、電子看板に表示させた商品に顧客の顔を合成して表示する、仮想試着などを想定しているらしい。どの程度の精度かわからないが、メガネなどの方が無難な気がする。CGの出来がすごいのか、観光地で顔だけ出して記念写真をとる看板?に似た感じだと返って売上が落ちないか?




凸版印刷次に仕掛けたのが、自社が運営する電子チラシポータルサイト「Shufoo!(シュフー)」での機能になる。「同社の位置連動型コンテンツ配信ソリューションを活用し、店舗でBluetoothによる電子クーポンを配布することで、チラシを見たユーザーの来店が分かるO2Oサービス「Shufoo!来店クーポン」の実証実験を開始した。」(MarkeZine編集部  2014/03/04

小売店内の顧客の動きを可視化するシステムを開発した。店舗用のアプリを使って(事前にダウンロードしてもらう)店舗に入ってからアプリを起動するとBluetoothが起動して、店舗の受信機に接続される。

この事により客の導線とどの商品で立ち止まったかが把握できる。この動きを総合的に分析すれば、商品の位置が悪いのか、内容が悪いのか、展示方法が悪いのか?などに関する情報を得ることができる。同様に効果的な良い例も取れるであろうから、悪い商品を良い商品に真似て工夫することができるだろう。これまで人手で得ていた情報をシステムで正確に分析することができるようになる。

凸版以外でも大日本印刷などもスマホを活用した情報サービスに進出している。印刷会社の役割も、印刷物を作成するところから、印刷技術を活用した回路のフィルムへの焼き付けなど新しい分野へ進出してきた。その他の方向として、顧客が望む売上に寄与するサービスに移行してきた。電子技術を利用したデータ収集に移管しているようだ。

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