2014年3月5日水曜日

留まるところを知らない、グーグルの研究開発 自分のいる場所を3Dで地図化する!TANGO

「月面着陸級のアイディア実現を」本業の広告費で稼いだ潤沢な資金を、失敗を厭わず新規事業につぎ込んでいる。そのひとつが「プロジェクト・タンゴ」というものだ。これはスマホに搭載されている各種のセンサーを利用して利用者の周囲を認識して3Dの周辺地図?を作成するものらしい。(日本経済新聞産業2014/03/04)


このタンゴの目的は人間と同様な周辺を認識する能力をスマホに与える事である。と言う。面白いのは、タンゴを使った開発はグーグルではなく第三者に機会を与える点である。その為に開発用のタンゴ用のセンサーを付けたスマホと開発用ソフトを用意した。200組限定のようだが、グーグルが審査して開発させるようだ。

AOL ONLINE JAPAN 2014/03/04


空間認識のKinectジェスチャー機能とは異なり、周辺の3D認識領域をゲームや適用業務アプリに使う方向である。タンゴのプロジェクトリーダーLee氏はMicrosoftでKinectの開発に携わっていた。日経記事にはスマホの各種センサーと書いてあるが、実質的には開発用のタンゴ用センサーが必要になるようだ。それがMovidius’ Myriad 1である。


すでに開発には、米国ベンチャーのフライバイメディアが開発の名乗りを上げた。どのとうなアプリかと言えば「機械メーカーが保守動画を自社製品に組み合わせて提供する」と言った事ができるものらしい。恐らく自分が使っている機械の写真を撮ると、スマホ上に提供メーカーが載せた動画で保守方法などが説明されるというものかと推測する。言ってみればVRに似たようなものか。

これらはうまく使えば、教育などにも使えるだろう。教科書にのっている人物や解説を写真でとれば、スマホに解説や動画が現れると言った事ができるだろう。しかしこれがどうタンゴの技術と関連するかは分からないが。


いずれにしてもGoogleの取り組みは画期的だ。。Googleは仕組みは作るがコンテンツは作らないと言っているので、アプリまでは開発しないスタンスはあるが、それを作る為のインフラは用意すると言う事だろう。

同じ潤沢な資金をもっているAppleはどうしたんだろう。テスラを買う訳でもないし。こういった参加型のビジネスを考えても良いのではないか。ちょっと寂しい気がする。



0 件のコメント:

コメントを投稿