2014年3月18日火曜日

音声認識技術Shiriにも提供している企業の戦略 iOS7.1のShiriは利口になった

「音声認識技術を手がける米ニュアンス・コミュニケーションは17日、日本の自動車各社と技術納入で交渉している事を明らかにした。」2014年3月18日 日本経済新聞 朝刊 13ページ

なんとプリウスに導入済らしい。この米ニュアンス・コミュニケーションはAppleのShiriなどに音声認識技術を提供しているらしい。この会社で一番知られているのは「ドラゴンスピーチ」ではないだろうか。筆者はたまたまJulyStoreで一太郎を買った時に「ドラゴンスピーチ」がセットになっていたので興味を持った経緯がある。Windows版ではあるがMacの仮想環境で問題無く動いている。結構な認識力があると思っていたが、まさかアップルに技術供与しているとは。




そんな会社が、自動車各社と提携しているという。トヨタを初め殆どの日本企業にコンタクトしているという。これからの自動車は自動運転だけでなく、あらゆるITが投入されてうまさにIoTを具現化している最たる例と言えるだろう。


今回iOSの7.1が3月11日にリリースされて間もないが、今回のバージョンアップでSiriが一層なめらかな発音になった。と共に今回のバージョンアップの大きな目玉は「Car Play」対応であった。CarPlayに関しては、画像にあるサイトを見て欲しい。
http://www.apple.com/ios/carplay/


社名のニュアンス通りSiriは、日本のDocomo「しゃべってコンシェル」に比べてウィットに富んだ返しになっている。iPhone用にも出されている「しゃべってコンシェル」を使って見れば明らかだ。CarPlayではこのSiriを使った音声認識をさせる考えだ。結局は車のナビコンソールに取って変わって、iPhoneがマウントされる感じである。車のディスプレーがiPhone化する訳なので、音声で「ここに行きたい」と言えば、SiriがアップルのMapを出して、ナビゲートしてくれるようになる。ちなみにあのMapはiOS8でかなりのバージョンアップがされる予定らしい。GoogleMapに少しでも近づいて、追い越して貰いたいものだ。


http://www.apple.com/jp/ios/siri/

擬似的にでも音声認識を体験したい方にはドラゴンスピーチをトライして欲しい。音声で文字が書ける点ではSiriに違いが、PCでの利用の方が長文を書く場合修正もしやすいので、書籍に執筆などで使っている。

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