2014年3月6日木曜日

電子看板の広告評価とレジ合戦(エアレジとラクレジ)

「NTTアイティが電子看板の効果測定を行い、企業に分析情報を提供するサービスを3月10日には始めると発表した」(日本経済新聞産業2014/03/06)

NTTアイティ

これは面白いがちょっと怖い。電子看板の周囲に設置したカメラから画像解析して各種分析を行う。性別識、顔の向き(看板を見たいかどうか)、通過人数、滞在時間、看板を見た人の人数、性別、年代認識、を行う。この結果は「ひかりサイネージ」の利用企業に提供される。

NTT東日本

同じNTTグループだが東日本がiPadを使ったデジタルサイネージいわゆる電子看板のサービスを今月末から始めるという。利用店舗に販促情報をネットで配信して表示させる。店舗は情報の入替の手間を省くことができる。このサービスのメリットはよく分からない。iMovieなどでもPOPは作成できるし、写真のスクリーンの自動表示でもインターバルで表示内容を変えたり、繰り返し表示も可能だから。




この東日本はさらに「ラクレジ」というレジシステムを始める。これは決済がコイニーで行えるようになっている。ただ両方ともひかり回線の契約が必要になる。


リクルートライフスタイル

またこれに対抗するかのようにリクルートが米スクエアーと提携して電子決済を強化した。先般紹介したエアレジを推進する為の施策と思われる。スクエアーは販売手数料で3.25%ということで専用端末より安いと言うが、他の電子決済との比較では同等程度と言える。


ただここの強みは3月末までの2万台のiPad Airとスクエアの端末を無償配布することだ。かなりもボリュームディスカウントを想定しても、Airのコストを考えると思い切った販促である。利用申込はこちらからできそう。

今後このようなタブレットと電子決済の組合せは増えて行く事になるだろう。この組合せを店舗に使わせる事によって、店舗の収益力も把握する事ができるので、コンサルティングにも使う事が出来るデータが集まるだろう。リクルートではホットペッパーグルメなどのアプリなどで店舗との連携もあるので、優位性が高いと思われる。来年までに10万店舗への導入を目指しているのも頷ける。


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