2014年3月19日水曜日

Microsoftが3月27日のプレスイベントでiPad版Office発表か

「米Microsoftが3月27日に米サンフランシスコでプレス向けイベントを開催し、そこでiPad版のOfficeを発表 する可能性がある。All About MicrosoftのMary Jo Foley氏やThe Vergeが、それぞれ複数の情報筋から得 た話として伝えている。」(マイナビニュース2014/03/18)

一昨日App StoreでOneNoteが無料で提供されているのを見つけてダウンロードした。このMacへの提供は、iPad版のOffice発表の布石であったと見るのが良いだろう。もともとiPad用のOneNoteはあったが、Macとの連携を強化したと思われる。



Microsoftは3月13日に、Office 365の個人向けプラン「Office 365 Personal」を発表している。月額6.99ドルあるいは年額69ドルで、Office 365を一台のPCまたはMac、そして一台のタブレットで使える一人用ライセンスが得られる。提供は今春の終り頃という。Office 365のそのほかのライセンスと同じく、①Skypeの使用が月に60分、②OneDriveのストレージ20GBが付随する。アプリケーションの内容に関しては言及されていないがOffice一式の以下のソフトが含められるだろう。(Word、PowerPoint、Excel、OneNote、Outlook、Publisher、Access)。

これらの布石を打った上での、iPad 版 Officeとも思われる。iPad版は無償で提供されるも、Office365アカウントがないと共有できないとの情報もあり、ここでPersonalを出した理由と符合する部分がある。
実は昨年6月14日に「Office Mobile for Office 365 subscribers」が発表され無料で提供されている。利用するにはMicrosoftのサブスクリプション型オンラインオフィススイート「Office 365」のアカウントが必要だった。この時はsubscribersと明確に謳っているので、365アカウントが必須である事は明確だったが、iPad版Officeがどのように提供されるかはまだ未定であるとも言える。日本語版は扱っていないか、日本のApple Storeでは購入できない。


いずれにしてももMicrosoftは、クラウドを新聞でも大々的に売り出してきており、今度Windowsで収益を上げられない状況からの脱却の模索であろう。ユーザーとしては、互換ソフトがあるものの、本家のMicrosoftがiPadにOfficeを提供する事は一層の裾野をタブレットで展開する事の表れであり、iPadがビジネスに使われていく、PCからの転換デバイスとして確立された証拠にもなるだろう。

ますます便利になるタブレットをどう活かしていくか、ビジネスでの使い方を再度検証していく必要が出てきたと言える。


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