「奥歯をかみしめるだけで、手を使わずコンピューターを操作できる――。広島市立大学の谷口和弘講師はこうした使い方ができる耳飾り型の携帯式コンピューターを開発したと発表した。手を使わず音楽プレーヤーを操作したり、手ぶらで歩きながら観光案内に利用したりできる。」(2014/3/1付日本経済新聞 朝刊)
携帯のヘッドセットのような形をしている。内蔵された赤外線センサーで、奥歯をかみしめる時の「耳の奥の筋肉の動き」を捉えるという。観光で使うなどとされているが、全般的な美術館、博物館での案内、野球場などスポーツ観戦時の解説など考えられる。
GPSやコンパス、そしてマイクもある事から、車上での道路情報の確認などもスマホと連動して使う事が可能になる。しかしこのような使い方はスマホとヘッドセットでも使えるので、これが一番得意とする、手を使わなくても操作出来る仕組みが使えると良い。
料理をしながらスマホを見るのは大変だし、汚れてしまうが、この耳飾り型コンピュータなら、包丁を片手に次の作業を確認する事ができる。当然電話にでることも、かける事も可能になるだろう。
会議中に大事な部分をスマホに録音させたり、脇見をしないで作業させる事ができるのも考えられる。無限に広がる耳飾りだが、もうひとつ指輪型のガジェットがでてきた。その名も「RING」。このRingは内蔵された小型のセンサーで指の動きを感知し、アプリの起動やテキスト認識をコントロールすることができる指輪サイズのウェアラブルデバイスである。
とにかく動画を見て欲しいが、リングをはめた指でPCなどを遠隔操作する。もちろんタッチすること無しに。これは面白い。プレゼンテーションでもかなり使える。パワポの画面を移動させるだけでなく、画面にコメントを書くこともできる。正直熟練が必要な気がするが、耳型同様触れなくもコンピュータに指示できるのは同じ傾向と言える。
アップルもセンサーを隠して(筐体液晶の枠内などにカメラやセンサーを複数見えないように設置する)アクションだけでMacを動かす事ができるような特許を取得した模様で、タッチレスで画面操作したり文字を書いたりする事が可能になるようだ。製品化については分からないが、このタッチレス技術はタッチパネルを普及させたアップルから始まるのが、またたまらない刺激である。
話を戻すが、このRINGは現在予約受付中で日本からのオーダーはリンクしたサイトから確認して欲しい。デリバリーは7月と聞くがいち早く使って見たいものである。
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