2014年3月7日金曜日

LINEがしかける全方位戦 電話にEC手数料無償化

「無料通話・チャットアプリのLINE(東京・渋谷)は6日、スマートフォン(スマホ)向けの電子商取引(EC)サービス「LINE MALL」の販売手数料を同日から無料にしたと発表した。出品と決済手数料は取っておらず、すべてのサービスが無料で利用できる。後発のため無料化で出店者を呼び込み、EC事業を活性化させる。」(2014/3/7 1:53 日本経済新聞 電子版)

以前ブログで紹介したラインモール手数料が無料になった。以前は10%の販売手数料を出品者から徴収していたが、これを撤廃した。これは新参者として占有率を拡張するため、ユーザーを増やす作戦になると思うが、ヤフーに引き続き無償化することは、楽天への攻撃とも取れる。とは言え、利用者として楽天とは棲み分けられるとも考えられるので、販売チャネルが増えるという感覚であろうか。その意味で楽天とは共存できそうだが、ここでその牙城を崩すには至らないだろう。
 
 
 
 
LINE電話の発表日には以下のサービスを提供している
  1. 「LINE電話」LINEから国内外の固定電話・携帯電話に低料金で電 話がかけられる
  2. 「LINE ビジネスコネクト」 LINE公式アカウントの機能をAPIとして提供し、企業がカスタマイズして活用できる
  3. 「LINE Creators Market」LINEユーザーが自分でスタンプを作成して販売できる
 
 特にLINE電話では、これまでになく安い設定で携帯やスマホに6.5円/分、固定電話には2円/分となっている。価格破壊といえる。LINEユーザーは無料電話もあるので、メリットをどう考えるかだが、LINEユーザー以外の相手と通話できることができるのはSkypeと同じである。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿