「米グーグルは29日、傘下の通信機器メーカー、米モトローラ・モビリティーを売却することで中国のレノボ・グループと合意したと発表した。売却額は現金や株式などを合わせて約29億1000万ドル(約2970億円)」(2014/1/30 8:21 日本経済新聞 電子版)
結構センセーショナルな印象を受けた。モトローラを買収したのはつい最近の2012年であるが、業績が伸びないことを理由に売却された。いかにも外資系の判断らしい短期的結論か。とは言え今や国内を見ても自社生産している所は皆無であるし、方向としてやむを得ない所なのかも知れない。
それにしてもPCだけでなく先のIBMサーバー(廉価版)事業売却に次ぐもので有り、個人、法人のPC関連がレノボに集中しそうな勢いではある。
中国パソコン大手、レノボ・グループ(聯想集団)は23日、米IBMからパソコンをベースにした安価な「PCサーバー」事業を買収すると発表した。買収額は23億ドル(約2400億円)で、今回の買収を機に企業向けサーバー事業に本格進出。パソコンや携帯電話など個人向けが主体だった事業構造の転換を進める。IBMは好採算のクラウド事業などに注力し、ハードウエア事業は高性能機に絞り込む。(2014/1/23 22:10 日本経済新聞 電子版)
ただレノボのサーバーシェアは7位 と、一位HP、二位デルには大きく水を開けられている。とは言え中国の大きな市場を背景に、その伸びは著しい。個人PCのようにトップを狙える可能性は十分ある。
一極集中は独占を産み、健全な経済競争に支障を来し最終的には利用者に不利益をもたらす可能性は否めない。効率化も大事ではあるが高性能サーバーに資源を集中させたい判断はあるであろうが、高性能で培った技術を廉価版にも移行して新たな市場を作って欲しい。
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