「中国が世界最大のロボット大国へと変貌を遂げようとしている。2015年にも中国は産業用ロボットの新規設置台数で日本を抜き世界首位になる見通しだ。人海戦術で「世界の工場」に成長した中国も一人っ子政策による労働力不足や人件費の高騰に直面。その座を東南アジアが脅かしつつある。ロボットの活用で最先端の生産拠点へと脱皮する中国の現状を追った。」2014/1/31付日本経済新聞 朝刊
やはり時代の趨勢はロボット化に向かっていることは確からしい。最近のブログで第四次産業革命に関して書いたが、これが現実に起こりつつある事がこの記事でも分かる。
① 中国は世界の工場と言われ人件費の安さから各国の企業が工場を建設、合弁会社も多くでき、中国の技術力を底上げしてきた。
② ここに来て東南アジアの台頭がすさまじく結局中国も人件費高騰で危機感を得た結果であろう。
③ またなんと言っても中国市場は大きく、生産量も増えることから人手不足になっている現状もあるようだ。
こんなステップでロボット化が推進されているようだ。
出所:国際ロボット連盟 「World Robotics 2011」、(社)日本ロボット工業会 「産業動向レポート2011」
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国際ロボット連盟によると以下のような推移で10年で8倍になったようだ。来年度は日本を抜いて世界一になりそうだ。まあ13億もの市場を抱えているわけで、自己の消費だけでも日本の10倍あるわけだから、これは時間の問題である事はわかる。
- 2005年 4500台
- 2014年 2万8千台(予想)日本に並ぶ
- 2015年 3万4千台(予想)日本を抜く
しかし日本も技術国として高度なロボットを駆使して国内生産にも挑んで貰いたい。米国勢もGoogle,Amazonなどこぞってロボットの研究、ロボット会社の買収を進めている。日本企業のさらなる戦略的対応を望むものである。
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