2014年1月8日水曜日

未来の家は「見守りロボット」、無線で人の状態把握

「奈良県葛城市では2013年12月、「健康みはり」というサービスをベースにした街づくりが動き出した。推進しているのは奈良女子大学の梅田智広特任准教授らのグループ。健康みはりについては、天気情報提供サービスのライフビジネスウェザーとともに開発を進めている。
 健康みはりでは、利用者の各種のバイタルデータ(生体情報)を収集・管理し、利用者がタブレット端末で参照できるようになっている(図1)。収集するバイタルデータは、体重、体温、血圧、血糖、心拍、活動量など。家の中に設置した測定器やセンサーで、これらを測ると、データがクラウドに登録される。」(2014/1/8 7:00 日本経済新聞 電子版)


「健康みはり」は、利用者が入力したり各種のセンサで取得したりした生体情報と、その日の天候状況を踏まえ、生気象学に裏付けされた解析に基づき利用者に健康・生活のアドバイスを提示する機能を備える。

小谷 卓也=日経エレクトロニクス 兼 デジタルヘルスOnline

「体調は、気圧など天候状況の変化に大きく左右される。天候と連動させてこそ、本当に意味のあるシステムになる」(奈良女子大学の梅田氏)。


実際の画面では、天気と一緒にバイタル(生体情報)に関する提示がでてくる。確かに健康は気分も含めて天候に左右される事がありだろう。これは実にうまい仕組みである。また呼吸に関しては、無線の電波を使ってその動作が確認できるらしい。


寝ながらにして、呼吸の動きが測定できるという。睡眠状態であるかも判断できるので、腕に活動計を付けなくても良くなると言う事だ。ウェラブルシャツで24時間チェックも有り難いが、やはり就寝時はできれば胸を締め付けるような装置は付けたくない。

このICT(情報通信技術)を応用すると、侵入者の検知や住居地域の地産地消促進や健康状態に応じた献立などの提示も可能になる。

電波の技術は、車のセンサーにも使われて、見えないところでの横断者などの発見や、壁や路地に隠れた車両の認識やらと他の事例も多く出てきている。これからも電波を使った新しいサービスが提供されてくるだろう。

自分を守ってくれる、家やら、車やら、多くの守りロボットの出現は鉄腕アトムを彷彿とさせる。


0 件のコメント:

コメントを投稿