2014年1月12日日曜日

ロボットW杯も熱い! 物流・災害救援…疲れ知らず

「米グーグルや米アマゾン・ドット・コムが企業買収し、脚光を浴びるロボット業界。次の注目は7月にブラジルで開催されるワールドカップだ。サッカーの話ではない。ロボット国際競技会「ロボカップ」だ。一方、米国でも災害救援ロボットの競技会決勝戦に日本チームが臨む。今や世界の投資家やハイテク企業の合言葉は「ゲット・ロボ!」――。最高のロボットを手に入れろ。」(2014/1/12 7:00 日本経済新聞 電子版


1993年に「50年までにサッカーのワールドカップ(W杯)優勝チームにロボットが勝つ」との目標を掲げて創設されたロボット版W杯だ。



北野氏が開発に携わったペット型ロボット「AIBO(アイボ)」を使ってサッカーを競う「AIBOリーグ」を開催したのが発端になっている。グーグルが買収したロボット開発の米ボストン・ダイナミクスもソニーがAIBOの一部開発を委託することで技術を蓄積した。やはり日本のSonyは痕跡を残していたが、06年にロボット事業から撤退した。これはある意味早すぎた結論だったように思う。

ロボットはいまやアマゾンやGoogleがやっきになってその関連企業を買収して、今後の事業に活かして行こうとしている。日本はロボット技術では図抜けて進んでいる。c、トヨタのロボットは頓に有名だが、ファナックなど工場自動化ロボットもいくつか頑張っている。




Amazonは物流にロボットを投入するらしいが、日本では生産技術をロボットに利用して無人化工場などもできている。日本産業の空洞化を防ぐのもロボット産業かもしれない。


災害対策

しかしなんと言ってもロボットが身近に活躍したのは、東京電力福島第1原子力発電所の事故処理で活躍した東北大と千葉工業大が開発したロボット「クインス」であろう。


これも原型の「ケナフ」がロボカップに優勝した経緯を持っている。「東北大の田所諭教授は「ロボカップがなければクインスはなく、原発問題でさらに重大な事態に陥っていた可能性もある」と指摘する。」2014/1/12 7:00 日本経済新聞 電子版

これからのロボットは災害中に投入され被害を最小現に押さえるなど、生身の人間では出来ないことを目指しているという。鉄腕アトムが出現するのも遠くないかも知れない。

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