2013年12月13日金曜日

仮校舎の授業 IT使い応援 ビジネスでも使える

タブレット(多機能携帯端末)で星空を観察、電子黒板を使って授業のスピードをアップ
――。東日本大震災で被災し、仮設や間借りの校舎で授業を続ける学校で、ICT(情報通信技術)機器の活用が進んでいる。実験器具や視聴覚教材が不足するなか、学習環境の充実に一役買うが、十分に使いこなせる教員ばかりではない。学校側は地元大学に協力を求め、ノウハウの習得も急いでいる。
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顕微鏡を使い回していると観察に時間がかかりすぎる」(塩井教諭)のが悩みだった。そこで電子黒板に実験の映像などを映し、一斉に見られるようにした。
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特別教室の代わり
英語でも電子黒板を使う。ネーティブスピーカーが登場するDVD教材を流し、生徒が単語を聞き取る。英語担当の佐々木憲子教諭は「リスニングの学習ができる設備がある特別教室が仮設校舎にはなく、とても助かっている」と話す。2013/12/13付日本経済新聞 夕刊)



この部分だけを取れば怪我の功名とも言えるが、大惨事の震災を考えると胸は痛いものがある。しかしそれをはね除けるかの工夫がここにはあった。タブレットや電子黒板は寄付や政府助成金で調達されたそうだが、タブレットに先生が書かれた内容が写し出されるのは、何とも我々にとっては未経験のことである。

大学がサポートしている事もあって、その指導が有ったのかも知れない。

まさにゼロベースで考えたときに、何が効率的かと言うヒントがここにはある。プレゼンテーションでもこれは活かされる。タブレットに資料を配付して電子黒板で説明していく。必要に応じて資料に説明者がコメントを入れていく。

インタラクティブな遣り取りができれば、電子黒板(とタブレット画面)で意見を共有できる。先日書いた学習塾でもオフライン環境や広域LAN,WANを使えば、自宅学習も可能になる。(余談だが学習塾だけはライバルにいる場所で勉強した方が良いと思うが・・・?)

電子黒板にはどんなものがあるか見て見よう。記事に近いものがパイオニアから出されている。ずばり学習目的らしい。「電子黒板と学習者用端末の連携が新たな発想を生み出します。先生が、電子黒板に提示した課題を学習者用端末に一斉送信、または、電子黒板に表示された画面を学習者用端末からダウンロードすることもできます。生徒が自分の考えを発表する場合は、学習者用端末で書込みや写真撮影を行い、先生に返信できます。」(パイオニア教育サイトより)





シャープからも同じような仕組みで出されている。これもインタラクティブに対応出来るの先生と生徒の遣り取りが可能だ。しかも手書きできるとある。タブレットには手書きアプリは結構あるが、学習アプリにその機能を入れているようだ。



学習目的ではあるが、当然にビジネスでも使えるし、会社の教育用に使う事もできるので、この仕組みを検討してみると良いだろう。ただこれらのテレビ型の電子黒板は結構値が張る物が多い。記事の学校では9教室に導入しているので、助成金や寄付金がなければ実現できなかったであろう。

しかし効果がでているようだし、各電子黒板サイトでは学習者が集中すると強調している。実際やって見ないと分からないが、まずは一台導入して会議や講義やプロジェクトの中で使ってみるとよいだろう。

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