2013年12月23日月曜日

米国発スマホ配車サービス 運転手選ばれる時代 おもてなしの心

「師走はタクシーやハイヤーがかき入れ時。景気も回復基調で客足も伸びそうだが、米国からマートフォン(スマホ)配車サービス「Uber(ウーバー)」が上陸、都内で試験運行が始まった。スマホで事前にハイヤーの運転手の評価や、概算料金、時間も簡単に分かる。右肩下がりの配車業界の活性化剤となるのか。記者が体験乗車した。」(2013/12/23 7:00 日本経済新聞 電子版)



東京で試験利用(ウーバー

降りる際に料金を支払う必要はないのは良い。あらかじめ登録したクレジットカードから、自動的に料金が支払われる。現金を渡しておつりを受け取る煩わしさはないので使い勝手はよさそうだ。結構降りるときの現金などの支払いは急いでいるとき(電車の時間が間近とか)ひやひやする事がある。



ウーバーはサンフランシスコ生まれで、2009年設立の米ベンチャー企業が2010年に始めたそうだ。東京で、しかも六本木界隈で試験的にサービスを開始しているようだ。詳しくはHPを見て欲しい。成田東京間4万というサービスもあるようだが高い。現在の登録ハイヤー数は5台ほどらしいが、来年初めにも正式版へと移行する。

最大の特長は、利用者が運転手を評価できるこだ。
① 運転態度や時間通りに到着したかといったサービスの品質を、5段階で評価する。
② 利用者が意見を書き込むこともできる。
③ UBERは利用者と運転手のマッチングに徹する。

「運転手の評価を透明にし、利用者に安心して使ってもらうようにする」(ウーバー日本法人)という事らしい。実際、気に入った運転手にはアドレスや携帯番号を聞いて置く事が多い。私の友人もいつも夜の酒場から決まった人を呼んでいた。親切な運転手の方が、安心だし気分も良いから。サービス業だから会社もそうだが個人でも競って欲しい。その意味では多少高くても良いかも知れない。

大阪でサービス開始(英ヘイロー・ネットワーク)

スマホ配車サービスは英国からも上陸済みらしい。英ヘイロー・ネットワークが今年2月にKDDIと提携し、今夏から大阪市中心にサービスを始めた。

2013年9月19日、英「Hailo(ヘイロー)」が国内でサービスを本格スタートしたとも言う。決済でGMOペイメントゲートウェイ、ジェーシービー、三井住友カードらとタッグを組み、大阪市中心にサービスを始める。北港梅田ハイタク事業協同組合、ナニワ交通、仲川交通、オール大阪交通の約100台でスタートするが、年内にも東京をスタートしたいというがいまどうか。


「こちらの特徴は運転手向けの営業支援機能のようだ。事故や大型イベントによる混雑などの情報を、運転手向けに提供する。運転手同士の交流サイト(SNS)機能を使った、情報交換も可能だ。」2013/12/23 7:00 日本経済新聞 電子版)しかしアプリの説明では、配車ができると書いてある。どちらだろうか?

全国版(日本交通など)

日本勢の代表は、国内大手の日本交通だが、これ意外にも第一タクシーの「モタク」(全国)、東京無線の「配車アプリ」(都心)、大和自動車交通、配車でポイントが蓄積される「ポイタク」(全国)、価格比較ができる「タクシル」(運営:ロジックリン、開発:クリーム、全国)などがある。

「タクシーは今や選ばれる時代だ」との日本交通川鍋一朗社長が言われたそうだが、まさにその通りである。今月上旬には、全国47都道府県へサービス対象範囲を拡大。利用可能なタクシーの台数は2万台を超えているらしい。

日本勢以外は利用範囲が限定されているが、それぞれ特徴を出して、単に配車に留まらないサービスへの展開が期待できる。本来なら誰もが「おもてなし」の気持ちで対応してくれれば良いのだが、日本とは言えそうはなかなか行かない。


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