2013年12月8日日曜日

IT成熟度調査 日本最下位

EMCジャパンは2013年12月6日、米EMCが世界の企業と政府官公庁を対象に実施した、
IT(情報技術)戦略およびインフラストラクチャーに関する調査について説明会を開催した。本を含む世界16カ国で3200人に対して聞き取り調査を実施し、ITの可用性やセキュリティー、バックアップおよびリカバリーに関する質問の回答結果を集計している。

2013/12/7 6:30 日本経済新聞 電子版


一位:中国    65.2ポイント
二位:米国    61.8ポイント
三位:南アフリカ 60.9ポイント
最下位:日本   38.8ポイント

 EMCでは、IT成熟度を以下の4段階に分類している
「先進的(Leaders)」
「導入済み(Adopters)」
「評価段階(Evaluators)」
「遅れている(Laggards)」

それにしても、このお粗末ぶりには驚愕だ。しかし日本のクライアントの海外現地法人の意識は最新に近いOSやブラウザー、Officeなどを使っているが、本社でもXPをやっとWindows7にしてほっとしている企業が多いのは事実だ。日本は見えないものにはお金を払わないのでセキュリティなどリスクへの対応にコストを掛けない。

その結果かどうか強い経済競争力を得る事ができたが、果たして将来的にこの無形への対価を払わない指向は良かったのか?と言えばノーになるだろう。

記事では成熟度の高いセグメントでは、失ったデータを100%回復できるとしている。しかし日本はそうで内部類の44%である。このダウンタイムによる損失はかなり大きなものになるが、そのような意識が無いことが怖い。グローバルで戦う機会が増えクラウドが常識になりつつある時代になんたる錯誤も甚だしい。

天災により災害が多い日本でこの感覚はなんなのだろうか?そう言えば、コンプライアンスに対する意識も低いし、本当に日本人は意識改革した方が良い。


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