2013年12月30日月曜日

最新データ技術で未来変える

膨大な情報を分析して人の行動などを精緻に把握しようという動きが、教育や医療などの実生活に広がり始めた。分析対象は天候などの自然現象にまで及び、最新のIT(情報技術)がこれまで難しかった「未来予測」を可能にする。ヒト、モノ、カネに続く新資源と企業が位置付ける「データ」が、人々の暮らしや社会のあり方を変えようとしている。」(2013/12/30 2:03 日本経済新聞 電子版)

<データと情報>

ここで新資源と位置付ける「データ」とある。カネ自体がカネを産まないように、データ自体はそれ以外の何物でも無い。私はかねがね「データ」と「情報」は違うと言う事を言っているが、この「データ」という資源は、鉱物のようにいろいろな形に変化する。

つまりデータの分析の方法で、それぞれ異なった「情報」が産みだされる。大体「情報」というものは、有るべき方向に、もしくは有りたい方向に導かれる事が多い。恣意性を取り去るための方策を決めないと、資源がゴミに変わる事もある。


落ちこぼれをなくす「学びチャート」?


さてこの記事では落ちこぼれ防止として、学生の実態分析を行う富士通の「学びチャート」を題材にしている。

① 学生のリポート提出率
② サーバーにある予習資料へのアクセス回数
など役60の学習行動を分析し、数値化してチャートに表示する。


過去の学生のデータを蓄積、照らし合わせれば、試験をする前にその学生が単位を取れるかどうかなどが類推できる。学習の進み具合に合わせて特別なカリキュラムを設けるなど、「落ちこぼれになる前に手を打てる」(富士通)。少子化が進む中で若者の脱落は社会にとっても損失。新技術は教壇からの一方通行になりがちな教育のあり方に変革を迫る。2013/12/30 2:03 日本経済新聞 電子版)
<ビッグデータの欠点>

これって、そもそも教師がやる事ではないのか?もちろん、このようなきめ細かいサービスを提供できないと思うが、機械的にやらせることが本当に「落ちこぼれを無くす」ことに繋がるかは大いに疑問だ。過去デーからの分析よりも、何故この生徒は落ちこぼれるのかを研究しなければならないし、落ちこぼれない指導をするべきではないだろうか。

落ちこぼれるのは、単に学習していないだけではないだろう。上記60の行動分析もどれも学習に関するものだけである。ビッグデータの欠点は、ここにある。特定のデータソースから普遍的な行動は導出できない、と言う事である。また人は進化するので同じ行動を取るのが90%あったとしても、後の10%で違う事をする可能性があり、この10%が売上の90%に影響する行動かもしれない不測部分をどうするかだ。

機械的にやるべきここと、そうでないことは明確に区分しないと、人が人を教える基本的なコミュニケーションがなくなってしまうリスクがある。



<リスクを意識して利用する>

この手の情報に関しては、冒頭で書いたようにデータの解釈そのものが独特の結果を産むことがあるので、これを鵜呑みにして利用する事は危険である。十分にリスクを意識した運用を利用者はしなければならない。

収穫日をあてる

NTTデータと日本総合研究所の共同出資会社が開発したシステムの的中率は9割だ。種まきの時期などを入力すると過去のデータや刻々と変わる気象状況などを加味して、最大の収穫量を得られる「その日」を割り出す。2013/12/30 2:03 日本経済新聞 電子版)

これができれば、飢餓で苦しむ国でも有効な仕組みだろう。どの地域のどこで結果を出したか不明だが、詳しくは「作物品種や日々の作業情報と気象予測などを組み合わせたビッグデータの分析。野菜の収穫日と収穫量を事前に予測するサービスを開発(JSOL)」を
参照。”同サービスはGoogleが提供するGoogle Cloud Platformをサービス基盤として利用しておりとありクラウドで使える手軽さもあるという。これは過去データだけでなく、現在の気象状況を加味しているリアルタイム性が加わってる分確立が高くなるのだろう。
とは言え、昨今の異常気象など推測不能な状況があり収穫できなくなる可能性もある。この情報だけでなく、やはり現地現場をモニタリングする仕組みと組合せべきだろう。

医療分野で予病


英国では医療費削減のため、287万人分の健診履歴を分析し、糖尿病など生活習慣病を予防するシステムの開発を進めている。英国は人口の5%が糖尿病患者。「高齢化や生活習慣病で医療費の増加に歯止めがかからない」(英国民保健サービスのマイク・バローズ博士)。社員への実験で1人当たり年2万円の医療費を削減した日立製作所にシステム開発を依頼した。2013/12/30 2:03 日本経済新聞 電子版)


日立サイトより
日立製作所では医療費の削減に積極的らしい。詳細はサイトを参照頂きたいが、これから個人番号制度が確立されると、多くの病院に分散されている個人のカルテが統一されるなどのメリットが出てくる。当然デメリットも含むが医療に関しては、一元的なデータ収集だけでなく、その対処方法を明示的に示すことができるだろう。

顔パスができる

顔パスができるようになるらしい。Paypalが展開する新サービスで来年から本格稼働するようだ。現在は「カフェ ネスカフェ」で試験運転しているようだ。自動認識もできるそうだが、この店では、店員が確認しているようだ。以前も顔認識で認識できなくて困った事を書いたが、本格的に認識するにはまだスマホではきつい気もする。方法は事前にスマホからクレジットカードと顔写真を登録しておくそうだ。


いずれにしても多くの新技術が来年は花開き、私達の生活を便利なものにしてくれるだろう。しかしビジネスで利用する場合、ビッグデータの予測は過去データからの統計分析が主体であることで、母数が多い分正確性は増すものの、自分に取って、自社にとっての確立が上がっている事ではないので、それぞれの解釈と情報の活かし方が大事になってくる。



2013年12月29日日曜日

払いすぎ?スマホ料金 月1000円以下のプランも

「2013年も続いたスマートフォン(スマホ)のブーム。4月~9月に国内で出荷した携帯電話1645万台のうち、実に73.9%にあたる1216万台と4分の3近くをスマホが占めるまでになった(MM総研調べ)。電車の中でも使っていない人の方が少数派になりつつあるほど、スマホは一般的な存在になったといえるだろう。」(2013/12/29 7:00 日本経済新聞 電子版


この2ヶ月で書いたブログに3回もSIMのネタが出てきた。下記の記事も参考にしていただければと思う。


SIMフリーが紡ぐ未来の携帯競争月900円台、格安の「携帯SIM」本流へ iPhoneも加勢  でも本当にお得?タブレット端末で使う格安SIM

確かにスマホやタブレットでは、いままでの携帯電話に比べて料金が高くなっている。サービスレベルや通信量が極端に変わってきたからだが、現実に料金に見合うだけの活用ができているかと言えば多くの利用者ができていないだろう。

またキャリア側も契約時に、オプションを最初の1ヶ月は無料などと付けてくる。例えばソフトバンクではUULAなどが付けられる。販売店ではこれをしないと割引ができないとか、いろんな制約を受けているようだ。

1ヶ月して使っていなかったら、オプションを解除して下さい、と言われるが、これが結構面倒な手続きで、中々解約できない事もある。解除に関するサイトが多く立っているのも解除が容易でないことを表している。

SIMフリーも良いのだが、まずは明細を見て、使っていない、もしくは利用しない保証などは、外して見る事をお勧めする。これだけで恐らく1000円は安くなる。この他、組合せでのパックを適用されているかどうかを確認する。iPhoneを使っているとiPadが1050円で使えるなどの方法もある。

またこれからiPadを買う人でiPhoneを持って居る人は、iPhone(4S以降)でテザリングができるので、外出時に単独で使わなければ、WiFi版で構わないだろう。ただ当然iPhoneのバッテリーは減るので、やはりヘビーユーザーにはお勧めではない。

このように組合せで安くなる事もあるので、まずはキャリアのショップに面倒だが出向いて、相談する事を勧める。しかしSIMフリーを利用するには、SIMフリー対応の機器がまず必要になるので、それをまずどうするかを決める必要がある。

SIMフリー対応フリー機は、前のブログでも書いたが、価格が高い、もとのキャリアに戻そうとしても割引が効かない。デメリットもあるので、目先の通信費だけで判断すると機器のレンタル料を払うよりも大きな金額がトータルで出ていく事がある。

通信料と機器価格(レンタル料含む)の両面から、2年もしくはそれ以上、それ以内を基準に計算してみると、損得がわかる。


2013年12月28日土曜日

ベール脱いだLINE MALL スマホECの本命へ

「LINE(東京・渋谷)がEC(電子商取引)の新アプリ「LINE MALL(ラインモール)」の配信を始めた
中略
 12月20日、LINEはアンドロイドOS端末向けのLINEMALLを配信、サービスを開始した。iOS端末向けは米アップルの年末休暇で年内に間に合わなかったが、年明けにも開始される見込みだ」(2013/12/28 7:00 日本経済新聞 電子版)


フリーマーケット方式かと思えば既存EC型の店舗も入るという。個人と事業者が同じエリアで出品している新しい形態と言える。オークションとEC店の共存エリアの出現か。

個人では

2013/12/28 7:00 日本経済新聞 電子版

フリマのように古着(中古)や新品もの何でも参加して売る事ができる。

特徴は送料の扱いで、これまで購買者が支払う形式が多かったが、LINE MALLでは販売価格は送料込みになる。ここは細かいようで良いポイントだ。

結果は同じなのだが、販売価格に込みと送料無料という意識が働き、購入者のハードルが下がる事になる。つまり「買いやすさ」を表している。

<出店方法>
出品の画面はシンプルに1ページで下記の6ステップ
① 写真を撮る
② カテゴリを決める
③ 商品名、販売価格、状態、配送方法を選択する
④ 任意の販売価格を入れる
⑤ 10%を引いた販売利益が表示(手取り)される
⑥ あとは出品ボタンを押す。

このような手軽さも特徴の2と言えるだろう。例えばYahooオークションや楽天に出店するとしたら、個人がこんな簡単にできるだろうか。数分で出店が可能になるのだ。

LINEの社長は、セレクトショップのような提案型を目指しているようだ。購買者が決め打ちで探して見つけるのではなく、ウィンドショッピングのように見ながら、楽しみながらを狙っているのかもしれない。これは新しいと感じる。


事業者では


2013/12/28 7:00 日本経済新聞 電子版
ここでは事業者も出店している所がみそ。扱いは個人と並列で事業者だからといって優遇されたものはないようだ。

LINE MALLの「公式ストア」には、以下のような所があってそれぞれで特徴有る商品を販売している

  • 食品スーパーの成城石井は、ワインやチーズなどの食品
  • 古着のセレクトショップを展開するRAGTAGは、ブランド品の古着
  • 丸善&ジュンク堂ネットストアは、コミック全巻など

個人と並列なると、例えば丸善で売っているコミックを個人が出していて、値段が安ければ個人に落札されてしまう可能性がある。ここでは個人と事業者が戦える場の提供とも言える。



これは、面白い試みが可能になるだろう。事業者は価格以外の方法で何か打ち出さないと、数の上ではまさる個人の方が、有利とも言える。逆にここで鍛えられた企業は、実店舗においても、これまでと違った販売方法で売り込むノウハウを活用する事ができる。

これからはECと実店舗の両輪で売り込むケース(楽天がO2Oで攻勢~)もあるわけショールーミングもこれからと言われている。このなかでLINE MALLがどれだけ認知されるだろう。

一つの新しいEC形態を提案したと思うが、これも昨日のウェラブルシャツと同じで既存の仕組みからアイディアをだして成熟させたものだ。つまりビジネスのネタはいまあるものの延長正常にあると考えると以外に目につくのではないだろうか。そう思うと以前読んだ本が気になったので紹介しておく。

2013年12月27日金曜日

ウエアラブルの本命か、健康状態モニターする「賢い衣服」

「「ポスト・スマートフォン(スマホ)」との期待から、ここ数年、数多くの製品や試作品が登場しているウエアラブル(身に着ける)機器。メガネ型、時計型などさまざまなタイプがある中で、「これぞまさにウエアラブル」という製品が登場した。センサーを埋め込んだシャツやベビーウエア、ソックスなどの「スマートファブリック(ファブリックは織物や編み物)」である。着るだけで利用者の活動状態をモニターできるため、使っていることを全く意識させない点が大きな特徴だ」(2013/12/27 7:00 日本経済新聞 電子版




生体モニターの決定版!


動画は、カナダ・モントリオールに拠点を置くOMsignalというベンチャー企業が開発している「OMsignal Shirt」のでモンストレーションである。まずはこの動画を見て欲しい。

センサーはシャツの胸の辺りに帯状に実装されている。センサーは2種類あり、それぞれ加速度計心電計(ECG)である。加速度計で歩行数を測定し、消費カロリー量を算定する。一方、ECGは心拍数や心拍の間隔を測定する。これらのデータからHRV(Heart Rate Variability)を算出し、ストレスの度合いを把握する。

これが凄いのは、自分の管理だけで無く家族の状況までモニターできる点である。途中で倒れるなどして危険な状態である事を通知できる。
これは救急センターに自動で送る事も可能かと思われるので、苦しくて電話ができない状態でも救急車を自動的に呼ぶことが可能になる。なんとも素晴らしい可能性を秘めているのだろう。 
もはやメガネはともかく生体センサー自体の存在がいらなくなる。胸回りに帯状に装着するところは、心拍センサーと同じだが、ポイントはそれをシャツにしたことだ。実際心拍センサーを身につけることは面倒で、圧迫感があるため、運動以外に付ける気にならない。 
恐らくこの点を突き詰めていってシャツに思いついたのだろう。考えれば突飛な事でないが、ここまで思いつくほど真剣に考えての結果だろう。

ベビーもモニター


Coming January 2014!

Rest Devicesは米マサチューセッツ州ボストンに拠点を置くベンチャー企業で、「Mimo Baby Monitor」というベビーウエアを開発している。「着物」と関係あるか?赤ちゃんの呼吸をモニターする手順は以下のながれである。

① 画面右下にあるボックス「Turtle」という送信機がセンサーで送信機を兼ねている
  「Bluetooth(ブルートゥース) Low Energy」を使っている
② 「Turtle」からアクセスポイント「Lilypad」に無線で送信される
③ 「Lilypad」はWIFIを通してスマホに送信


履くだけのジョギング・アドバイザー

センサーが埋め込まれ、ジョギングのフォームを矯正するソックスも登場している。このソックスは米ワシントン州レドモンドに拠点を置くHeapsylonが開発した「Sensario Fitness」
で、底部に圧力センサーを搭載している。歩数、速度、移動距離、カロリー消費量のほかに、走行ペース、接地方法、体重移動などの状態を測定して、リアルタイムなアドバイスが可能になるという。




ナイキやアディダスがWatch型の生体センサーを出しているが、今後はこのような本当に身につけるシャツの中に組み込む方法が主流になりそうだ。しかし最後のセンサーに関しては結局スマホを腕に付けているので、このソックスとWatch型の組合せが、運動用としては良いのかもしれない。



記事では3つのウェラブルを紹介しているが、今後広くセンサーが繊維に組み込まれていくと便利になりそうだ。OMsignal Shirtのデモ動画であった病院での患者モニターでも通常だと一杯線を付けられて測定器(心拍、血圧など)を付けられいるが非常に負担がかかる筈だ。

これをウェラブルシャツを寝間着にすれば、無線で看護センターに状態を送る事ができるだろう。ただ問題は心拍センサーの件でも書いたが、どの程度の締め付けがあるかだろう。病人だと締め付けられるのは、場合によっては線よりNGかもしれない。

それでも赤ちゃんをモニターする仕組みも他社ではあるが出来ているので、これらのアイディアを纏めていけばきっと良いものが出てくるだろう。ちなみに赤ちゃんセンサーMimo Baby Monitorは、2014年1月(もうすぐ)200ドルで発売されるようだが、実際にどれだけの親が使うのだろう。





Win7向けIE11、1月に自動アップグレード開始

「日本マイクロソフトは2013年12月25日、Windows7向けInternet Explorer 11(IE11)の
自動アップグレードを2014年1月第2週より順次開始すると発表した。海外ではすでに自動アップグレードが始まっている。IE11は11月8日に公開され、現在日本ではダウンロード版にて提供されている。」(2013/12/26 23:00 日本経済新聞 電子版)


基本的にIE11の機能は、Windows8.1で更新された機能を有効に使う、もしくはその更新された機能そのものを利用するものらしい。例えばタブレットでIEは一度に1画面しか開くことができなかったが、Windows8.1の機能で画面サイズが変えられるようになったので、IE画面を複数表示可能になる、などがある。その為かWindows 8ユーザーは、Windows 8.1にアップグレードしなければIE11の新機能が使えない

1月第2週からの自動アップグレードの対象

対象は以下になっているので、タブレット機能を使う恩恵はない所での通常のバージョンアップで、Windows Updateの自動更新機能で「重要な更新プログラム」として自動配布される。

① Windows 7 SP1(x64/x86)および
② Windows Server 2008 R2 SP1(x64)

日本マイクロソフトによると、以下の機能強化がなされている

① ウェブサイトの表示が30%高速になるなどのパフォーマンス改善のほか、
② セキュリティやプライバシー、信頼性の向上を実現しており、
③ プラグインなしで3D画像やビデオが再生できるなど、より快適にリッチなコンテツが楽しめるとしている。

■ 業務システムがIE11に対応していないなどの理由で自動アップグレードを延期したい企業に対しては、IE11の自動更新を無効化するためのツールキットを提供している。

業務アプリの中では、実際動作していても、それを保証していないケースもあるので、パッケージを使っている場合は要注意。問題が起きでもサポート対象外に成る場合がある。


2013年12月25日水曜日

流出リスクを抑えるGoogle設定のポイント

「Googleが提供する無料のネットサービスは種類が豊富で、複数のサービスを利用する人も増えています。サービスの種類が多岐にわたるだけに、いったんユーザー情報などが流出すると、様々なサービスに影響が及び、ダメージが大きくなる可能性があります。情報流出のリスクを抑えるためには、どのような点に気をつけるべきなのでしょうか。ソーシャルメディアの動向を伝えるウェブサイト「SMMLab」の担当者がポイントを解説します。」2013/12/25 7:00 日本経済新聞 電子版


現在60以上のサービスを提供するGoogleだが、公共団体や大学などで情報を公開してしまう事があった。これはGoogleがアカウントを纏めるために「Googleアカウント」ひとつで各種サービスができるようになった頃から始まっているらしい。

当然だが、一つのアカウントで各種サービスを使っているので、どこかのサービスでアカウントを盗まれたら、すべてのサービスで被害を被る可能性がある。

Googleアカウントを安全に利用するための注意点


1.安全なパスワードを作成する

基本の基本だが、以下がポイントか。誕生日などを使うのは問題外だが、それでも以下の三点を守れば、ひとつやられても他は助かる可能性もある。

① 他で使って居る多くのパスワードを同じものにしない、
② 桁数は8桁以上にする
③ 英数字大文字などを組み合わせる
④ できれば定期的に変更する

2.不審なログインは自分でチェック



いわゆるアクセスログのチェックだが、いつアクセスしたかなんて実際は分からない。しかし明らかにおかしい地区からログインされていたりすれば、それは不正にアクセスされた可能性がある。パスワードを変えておくのが無難と言えるだろう。




3.「2段階認証プロセス」を利用する


利用価値が高いと思われる。著者も利用しているが、非常に簡単で面倒がない。ログインを繰り返し行うアプリだとどうかと思うが、設定は下記画面通りにすれば良い。








例えば、MacでEvernoteにログインするとき、
① Evernoteのログイン画面が出てくるが、それをクリアすると
② Google認証の数字を入れる画面がでてくる。
③ 登録したiPhoneにログインキーが送られてくる
④ Authenticator(Google認証アプリ)をタップしてログインコードを確認する
⑤ コードを②に入力する

④では、表示後数秒以内に入力しないと、また数字が変わってしまう。
ステップに書くと煩雑そうに見えるが、あっという間に完了できる。大事なデータを扱う上ではもはや必須では無いだろうか。

4.「Me on the Web」を利用する


これは不正を早く検知する上では有効だ。筆者も利用している。自分に関する検索結果や他人に表示されるプロフィルを確認できる。個人情報(メールアドレス、電話番号など)がオンライン上に公開されたときに、アラートを受け取ることもできる。画面下に作成とでるので、ボタンを押すと登録してあるアドレスが一覧ででてくる。管理から外したいものは削除できる。



2013年12月24日火曜日

次期iPhone 6は4.9インチで5月、iPadは12.9インチで10 月にリリースか

「アップルのサプライヤーからの最新の情報によりますと、アップルは来年の5月に4.9
インチの大画面のiPhoneを、また10月には12.9インチのディスプレイを搭載したiPad

をそれぞれリリースするようです。」iPhone media 2013/12/24



5月 iPhone6 4.9インチ
10月 iPad  12.9インチ


この手の話はこれまでも出てきたが、最近アップルの秘密度も低くなっているので、あながち嘘とも思えない。競合他社が5インチ前後のスマホを出していて、それが売れている事を考えると、まずiPhoneの大きさ4.9インチは十分あり得る。

しかし個人的はあまり大きいと
  • ポケットにも入れにくいし、
  • 首から下げられないし、
  • それこそ携帯性が損なわれる

ので好きでは無い。

大は小を兼ねるが、小を大では替えられないので、小の特徴である携帯性を犠牲にする必要はまったくないと考える。となれば5インチ越えのiPhoneをアップルは思想的にも出してこないだろう。でないとiPad miniの存在価値が無くなる。

次の12.9インチは魅力的だ。iPadAirは雑誌なども十分見る事ができるし、軽くなったし、非常に使い易いが、クライアントの打合せで使うとなるとまだ小さい。Macと2画面にして使う場合もやはり小さい。12.9インチならmac airと同じ感覚で使うことができる。

12.9インチiPadを机において、双方から書き込む事ができれば、打合せでも使う事ができる。これだけの大きさがあれば、机越しに画面を見せて説明する事もできる。プレゼンが一層便利になるだろう。

癖・しぐさで個人認証 新認証システム

「スマートフォン(スマホ)の普及やなりすまし行為に備え、新しい個人認証技術が大学の研究から生まれている。しぐさや癖に潜む個人の違いを突き止め、まねが難しい特徴を生かし、顔や指紋に続く安全なシステムをめざす。2020年ごろまでには実用化する見通しで、東京五輪にあわせた警備強化も研究を後押ししている。」
(2013/12/24 13:30 日本経済新聞 電子版)

生体認証に関するガイドライン生体認証 運用・導入の手引きが独立行政法人 情報処理推進機構からでている。

セキュリティーに関してはいくつもの組合せで対応するのが有効だと思われるが、中でも生体認証は特定効果が高い。iPhoneでもドイツのハッカーに敗れたものの一般では中々指紋を取得するのは難しい。また生体認証は、暗号の容易なパスワードを覚える必要が無い。iPhoneでもロックがかかっても指を添えるだけで瞬間的に解除される。非常に便利だし、逆にロックをかけない人が減るだろう。

記事では各大学の生体や行動認識を使った特定技術を研究開発している事を紹介している。名古屋市立と関西大学はスマホに適用できる技術だろう。これ程高い認識率なら実用化が期待できる。

だた、以前NECのガラケーで顔認証によるロック機能を使ったが、顔を中々認証できず困った事があった。何度かやって駄目だったかで、暗証番号を探して入力したような気がする。その意味で確実性が高くないと、「使う事でストレスがかかり結果使えない」とならないようにして欲しい。先に書いたiPhoneは、ほぼ100%に近い認識力がある。

<スマホ用>

名古屋市立大学の渡辺裕司准教授ら

スマホの画面を触れる指先の角度やなぞる速さから一人ひとりの違いを専用ソフトで捉える。最初の操作で使い手の癖を覚え、その後は93%以上の確率で本人を見分ける。

関西大学の梶川嘉延教授ら

同じ言葉を話しても人それぞれで唇の細かい動きが違う点に着目。カメラで癖を解析し、94%の精度を達成。スマホなどのカメラで利用が期待される。

<入退出>

鹿児島大学の渡辺睦教授ら

空中に指で書いた文字の筆跡を赤外線センサーで解析し、個人を見極める。入退室管理に応用を狙う


<防犯>


大阪大学の八木康史教授ら

歩く姿から特定の人物を探すの技術は、すでに実用間近だ。防犯カメラで不審者を追う用途が有望とみられている。

2013年12月23日月曜日

米国発スマホ配車サービス 運転手選ばれる時代 おもてなしの心

「師走はタクシーやハイヤーがかき入れ時。景気も回復基調で客足も伸びそうだが、米国からマートフォン(スマホ)配車サービス「Uber(ウーバー)」が上陸、都内で試験運行が始まった。スマホで事前にハイヤーの運転手の評価や、概算料金、時間も簡単に分かる。右肩下がりの配車業界の活性化剤となるのか。記者が体験乗車した。」(2013/12/23 7:00 日本経済新聞 電子版)



東京で試験利用(ウーバー

降りる際に料金を支払う必要はないのは良い。あらかじめ登録したクレジットカードから、自動的に料金が支払われる。現金を渡しておつりを受け取る煩わしさはないので使い勝手はよさそうだ。結構降りるときの現金などの支払いは急いでいるとき(電車の時間が間近とか)ひやひやする事がある。



ウーバーはサンフランシスコ生まれで、2009年設立の米ベンチャー企業が2010年に始めたそうだ。東京で、しかも六本木界隈で試験的にサービスを開始しているようだ。詳しくはHPを見て欲しい。成田東京間4万というサービスもあるようだが高い。現在の登録ハイヤー数は5台ほどらしいが、来年初めにも正式版へと移行する。

最大の特長は、利用者が運転手を評価できるこだ。
① 運転態度や時間通りに到着したかといったサービスの品質を、5段階で評価する。
② 利用者が意見を書き込むこともできる。
③ UBERは利用者と運転手のマッチングに徹する。

「運転手の評価を透明にし、利用者に安心して使ってもらうようにする」(ウーバー日本法人)という事らしい。実際、気に入った運転手にはアドレスや携帯番号を聞いて置く事が多い。私の友人もいつも夜の酒場から決まった人を呼んでいた。親切な運転手の方が、安心だし気分も良いから。サービス業だから会社もそうだが個人でも競って欲しい。その意味では多少高くても良いかも知れない。

大阪でサービス開始(英ヘイロー・ネットワーク)

スマホ配車サービスは英国からも上陸済みらしい。英ヘイロー・ネットワークが今年2月にKDDIと提携し、今夏から大阪市中心にサービスを始めた。

2013年9月19日、英「Hailo(ヘイロー)」が国内でサービスを本格スタートしたとも言う。決済でGMOペイメントゲートウェイ、ジェーシービー、三井住友カードらとタッグを組み、大阪市中心にサービスを始める。北港梅田ハイタク事業協同組合、ナニワ交通、仲川交通、オール大阪交通の約100台でスタートするが、年内にも東京をスタートしたいというがいまどうか。


「こちらの特徴は運転手向けの営業支援機能のようだ。事故や大型イベントによる混雑などの情報を、運転手向けに提供する。運転手同士の交流サイト(SNS)機能を使った、情報交換も可能だ。」2013/12/23 7:00 日本経済新聞 電子版)しかしアプリの説明では、配車ができると書いてある。どちらだろうか?

全国版(日本交通など)

日本勢の代表は、国内大手の日本交通だが、これ意外にも第一タクシーの「モタク」(全国)、東京無線の「配車アプリ」(都心)、大和自動車交通、配車でポイントが蓄積される「ポイタク」(全国)、価格比較ができる「タクシル」(運営:ロジックリン、開発:クリーム、全国)などがある。

「タクシーは今や選ばれる時代だ」との日本交通川鍋一朗社長が言われたそうだが、まさにその通りである。今月上旬には、全国47都道府県へサービス対象範囲を拡大。利用可能なタクシーの台数は2万台を超えているらしい。

日本勢以外は利用範囲が限定されているが、それぞれ特徴を出して、単に配車に留まらないサービスへの展開が期待できる。本来なら誰もが「おもてなし」の気持ちで対応してくれれば良いのだが、日本とは言えそうはなかなか行かない。


3次元CAD、リースで格安 開発スピード加速に一役

「3次元(3D)CAD(コンピューターによる設計)ソフト大手各社が主力ソフトのリース事業を相次いで始めている。数カ月単位でCADソフトを貸し出すサービスだ。製品の設計・組み立てを再現するCADソフトは1つ100万円するものも少なくない。初期投資が膨らむため、3DCADを導入するのは大企業が主だった。柔軟な利用形態を提案することで、中小企業の需要掘り起こしを狙っている。」(2013/12/23 7:00 日本経済新聞 電子版)


米3DCAD大手シーメンスPLMソフトウェアの日本法人(東京・渋谷)は10月、主力CADソフト「ソリッドエッジ」のリース販売(Solid Edge Monthly Subscription)を始めた。1カ月単位で契約できる。ソリッドエッジのパッケージソフトを購入すると100万円程度かかるが、リースでは月1万5000~6万円で使えるようにした。



無料のiPadアプリ「Solid Edge Mobile Viewer」がある。これはCADが使えるわけでは無いが、ソリッドエッジで作成したCADデータを見る事ができる。つまり顧客にiPadで「こんな製品」というデモができると言う事である。中小中堅では作成したものを、売り込むためのプレゼンツールにする事ができる。




そもそもPLMってなんだ。Product Lifecycle Management の略語でフルにすれば分かりやすい。製品の生命管理でも言う意味で、企画・開発から設計生産、製造、販売、メインテナンス、生産打ち切りまでを管理する。またITソリューションを言う事もある。

ここでは、その中でも設計に関連するCADシステムを期間を区切って提供してくれるサービスが始まった事を意味する。リースと言っているが、レンタルの意味で買い取り義務はなさそうだ。契約期間を決めて月額で使えるようだ。個人の技術者でも15,000円/月であれば使えるだろう。ビジネスへの展開チャンスかも知れない。





今年、世界で約30の拠点を構えるCAD/CAMソフトウェア、計測/検査機器向けのソリューションなどを提供する企業英Delcam社を買った(2015年買収完了予定)米CADソフト大手オートデスクの日本法人も9月からリースを始めたようだ。

機械部品の設計用だけでなく、土木建築現場や生産ラインをパソコン上で設計できるCADなど10種類あるそうで、契約期間も1カ月、3カ月、1年間の3つから選ぶことができる。機械向けで月額52,500円という。

利用者には同社のクラウドサービス「オートデスク360」も提供するそうだが、こと設計データを扱う上ではセキュリティー面で心配があるだろう。大企業でもネットを使っては居るが、専用サーバーとVPNもしくは専用線で暗合化してCADデータをやりとりしている。どこまで安全性を期待するか、使い勝手や依頼先との接続性を優先するか、中小中堅企業では、スピードを競うならある程度のリスクを取ることも考えても良いかもしれない。




2013年12月22日日曜日

シリコンバレーを魅了する日本の「宝石」日本発

「今年11月下旬、松江市中心地の県民施設で開かれた毎年恒例のカンファレンスには、県内外から2日間で延べ約900人のソフトウエア開発者が集結した。参加者の所属企業には、米AT&Tやレシピサイト運営のクックパッド、クラウド大手の米セールスフォース・ドットコムなどそうそうたる顔ぶれがそろう。海外からも、今やエンジニアなら知らぬ者はいない世界的な開発者向けソーシャルサービス、米ギットハブの共同創業者兼CEO(最高経営責任者)が基調講演のため駆けつけた。」(日経ビジネスDigita2013/12/20版トップ)


「Rubyワールドカンファレンス」では、最先端の開発技術や社内での活用事例事例などが紹介された。いま世界で最も広く使われている日本発のソフトウエア技術であるWebプログラミング言語「Ruby(ルビー)」は市内の企業に在籍するまつもとゆきひろ氏が開発したものである。

RubyはWebメールやブログ、電子商店街、ソーシャルサービスなど、「Webアプリケーション」の開発言語である。この手の開発にはメジャーなJavaやPHPなどがあるが、RubyはJavaなどと比べて文法が一般的な英語の文法と近いので扱いやすい上に、コード数も格段に少なく済む。プログラムがコンパクトに作成できる。




デンマークの開発者などの手によって、Rubyを使ってWebアプリケーションを効率的に作るためのツールである「Ruby on Rails(ルビー・オン・レールズ)」が着々と整備されてきた。Ruby on Railsを活用することで開発の生産性が向上する。


 Railsの利点では以下の6点と言われている。

  1. XML形式の複雑な設定ファイルはデータ形式とは無縁
  2. データベース連動サイトを構築する準備が少なくて済む
  3. Webアプリケーション開発環境としての柔軟性
  4. すぐに動作するものを作れる
  5. すぐにコツが把握できる
  6. より少ない予算で短期間にシステム構築をする際の指針となる 

Ruby on Rails(ルビー・オン・レールズ)
スクリプト言語のRubyにより構築された、Webアプリケーション開発のためのフレームワーク。単に「Rails」と呼ばれることもある。デンマークのDavid Heinemeier Hansson氏によって開発され、オープンソースとして公開されている特にデータベースを利用したWebアプリケーション開発において、新たに書く必要のあるコードを大幅に減らし開発期間を短縮できる 
データの作成・読み込み・更新・削除(CRUD)のみを行うような単純なWebアプリケーションであれば、データテーブルの作成と雛形の自動生成を行うのみでほとんどの部分が開発できてしまう。Ruby on Railsには、他にもWebアプリケーションの動作テストを行うためのWebサーバや、テストのためのコードを自動生成する機能、Webアプリケーションの配置を自動化するツールなどのツールキットも同時に提供している。(IT用語辞典 e-Wordsより)


島根県や松江市は、2006年度に松江駅前のビルに、Rubyをはじめとするソフトウエアの開発や人材交流のための無料開放施設を設置した。市内に拠点を設けるソフト企業に対しては、オフィス賃料や東京への出張費補助などの施策も用意した。中学生や高校生に授業などでRubyを教える取り組みも続けている。

(日経ビジネスDigita2013/12/20版トップ)

ネットの時代どこで開発しても不利なことはないし、これからWeb開発を行う企業は一つの拠点として松江を考えても良いだろう。

楽天がO2Oで攻勢、「スマポ」使い実店舗へ送客

楽天傘下のスポットライト(東京・渋谷)が運営するスマートフォン(スマホ)向け共通ポイントサービス「スマポ」が広がっている。スマポは提携店舗で来店を自動的に検知して、商品券などに交換できるポイントを付与する。提供開始は2011年9月。提携店舗は130ブランド、700店舗まで拡大した。10月には楽天が完全子会社化したことで、楽天の顧客データを活用し、店舗への送客も図る。(2013/12/22 7:00 日本経済新聞 電子版)



スマポの手順は以下の通り。

  1. まず自分の現在地周辺でポイントがもらえる提携先の店やブランドを紹介する。
  2. チェックインポイントと呼ぶ店内の指定された位置を訪れると、独自の超音波技術で自動検知。購入の有無に関係なくポイントを与える
  3. 利用者がためたポイントは提携店のポイントやギフトカードに交換できる。


アップルのビーコンの利用に似ているが、これはiPhoneに仕込まれた機器(ビーコン装置)とビーコンを発信する機器との連携であるが、スマポではアプリがiPhoneなどのスマホのマイクを使って超音波を拾う仕組
になっている。その為スポットライトは提携先店舗に超音波発信器提供している。
(ITpro2012/06/20出典:2012年6月21日号 )


ビッグカメラや松坂屋など大手が採用しているようだが、このような使い方は今後増えて行くだろう。益々スマホがないと有益な情報が得られなくなってくる。

逆に言えば、スマポのようなソフトを利用できない企業は、販売チャンスを逃していく可能性がある。ただこれらのサービスは2011年~始まって最近特に注力されてきた。iPhoneでもビーコン利用がUSで始まっている。言ってみればこれからのビジネス利用、と言う事ができるだろう。

2013年12月21日土曜日

マウスに変わる新入力デバイス

「慶応義塾大学 稲見昌教授らは、マウスにかわる入力装置を開発した。肌を指で押してその力の大きさや向きをもとに機器を操作する。 押した感覚が自分で得やすく、空中で指を動かすと言った手法に比べて高齢者などが使いやすいとしている」(日経産業新聞2013/12/21)

形状は腕輪のようになっている。これを2個5〜7cm離してセットする。その間で指をあてて腕の皮膚を動かして操作する。これを輪の赤外線センサーが読み取ってPCなどに伝える方法だ。




一応PCのマウス代わりと言っているが、これはウェラブルコンピュータに応用する方が実用的だろう。高齢者用というがこれは無理がある、片方の腕にもう一方の手の指で触れるのは手の全体を交差させるし、使い勝手を考えるとどうしても腕を上げることになるだろう。そうなると空中ジェスチャーと変わらないし、腕輪を付ける負担もない。

ジェスチャーに取って変わる事はできない。しかし腕時計型の両端に設置すればタッチとは違う動きや、表示面以外のベルト部分で他のデバイスや機器を遠隔操作させることができるだろう。

ビジネスでもポテンシャルも高そうだが、うかうかしていると海外IT企業にロボット会社のように買われてしまうかもしれない。慶応〜らの「ら」が誰をさしているか分からないが企業であれば買収も有るうる。Sonyあたりが買ってゲームデバイスやスマホに適用してiPhoneにも対応してくれれば一番良いのだが。

どこが製品化するにしても、いち早くそれをビジネスに取り入れられれば他社を引き離す機会にもなり得る。このデバイスに限らず先端技術をうまく使った所にアドバンテージがある。

2013年12月20日金曜日

グーグルグラスに新機能、右目ウインクで写真撮影

「米Google(グーグル)は現地時間20131217日、めがね型ウエアラブルコンピュータ
Google Glass(グーグルグラス)」のソフトウエアアップデート「XE12」を発表した。セキュリティを強化したほか、ウインク操作など新機能を追加した。また、iOS向けのGoogle Glass専用アプリケーション「MyGlass for iOS」をリリースすることも明らかにした。」2013/12/20 6:30 日本経済新聞 電子版)




(2013/12/20 AFP


GoogleGlassのアップデートソフトXE12により以下の機能が追加されている。

① ウィンクで操作する機能

写真撮影のみの機能らしいが、店舗での支払などにも展開したいようだ。Google+で使い方を考える呼びかけをしているらしい。簡単そうで難しい感じだが、両手が塞がっている時に支払ができるようになると、それは使える機能だ。写真機能は右目でのウィンクと言うが、右しか無いのに瞬きかウィンクか判断できるのか?誤動作が多そうな気がする。


2013/12/20 6:30 日本経済新聞 電子版)

② 動作などをロックする機能

使用者以外の利用の防止が主な使い方のようだ。①が可能なら、簡単に支払に使われてしまう所からこの機能がついたのだろうか。しかしスワイプやタップなどの正しい動作を行うと解除できるという。そんな簡単に解除できて良いのか?とも思うが、トレードオフだろうか。

③ 動画をダイレクトにYouTubeにアップできる機能

これは今取っている動画の事だろう。だとするとタダでさえ個人情報がと言われているのに、どうなっているのだろう。自動で上がったら取り返しの付かない動画が蔓延するかも知れない。



ただビジネスで考えると目の前の作業を動画で取って、それがYouTubeのクローズドエリアにアップロードされるのであれば、機械操作などの動画マニュアルが即座に作成でき、同時にデリバリーできる事になる。

「YouTube」で動画を限定公開にする方法



「米SNSフェイスブック(Facebook)やツイッター(Twitter)、大手報道機関などはすでにグーグル・グラス用のアプリ開発を進めている。買い物をしたり、天気予報を見たり、動画のリアルタイム配信を他の人たちと共有したり、AR(拡張現実)ゲームを楽しんだりするような使い方が提案されている。

グーグル・グラスの一般向け発売日は発表されていないが、2014年初頭に発売されるのではないかとの見方が有力だ。」(2013/12/20 AFP


一般に売られるのは歓迎だし、iOSでも使える様にしたのは太っ腹だが、シェアを取りに来た感じもする。アップルはGoogleGlassのようなAR系の噂はないが、ゴーグル型のメガネの特許を取ったし、NTTでもゴーグル型を推進しているようだ。ただこれらはバッティングしない分野だと思われるので、やはりアップルでも別の形でApple Glassを出して欲しい。マトリックスのサングラスのようなカッコイイものを出して欲しい。