2013年12月16日月曜日

増え始めたWin 8/8.1導入企業 XPから移行

「Windows XPからの移行を考える企業にとって、Windows 8.1が移行先の本命になりそうだ。その理由は大きく三つある。(2013/12/16 ITpro)

1.8.1ではスタート画面をスキップして、起動後に直接デスクトップ画面を表示できる設定などを追加

2.8.1ではさらに、モバイル機器に対するセキュリティや管理機能を強化。

3.利用中のアプリケーションの互換性。

もともとXPから7への移行と、XPから8への移行で、アプリ改修の手間はあまり変わらないが、その8と8.1は「システムの互換性をほぼ保っている」8の登場から1年ほど経過し、「初期のバグも修正されている」(西野氏)と、8.1はOSとしての安定性も向上している。」

本当だろうか?1,2はまあまあ理解できるが、3は眉唾ものだ。いくつもの会社で確認しているが、8を採用した企業は、私の知る限りではいない。どの程度のソフトが互換が取れているか知らないが、相当な工数で移行している。ただ7と8でそれ程工数が変わらないのはアーキテクチャが一緒なのでこれは事実かと思われる。

1~3の問題よりは、どうせ移行するならサポート期間が長い8か8.1にした方が良いとの判断はできるだろう。現にフジテレビは2013年9月から2014年3月までに、社内にある約3000台のデスクトップPCをWindows XPからWindows 8に移行するそうだが、「Windows 7に比べてサポート期間が長いこと、今後モバイル端末との連携がしやすいことなどを総合的に判断して決めた」と最初に8への移行でサポート期間をあげている。モバイル端末との連携はこれからの話なので、期待だけでこれだけの投資をするとは思えない。

また記事に出ている6社は製造業はなく、金融・サービス業などが多い。ここでも全社で取り組むのは一部であるから、これを持って8への移行が本命とは言えないだろう。

大塚商会

東京オート

ノボノルディスクファーマ

フジテレビ

北國銀行

明治安田火災

 

ただ7にかえるのと8に変えるのでは、正直変わらないだろう。安定をどこまで求めるかがあるが、8が一年経過したからと言ってバグが取り切れるだけ出荷されているかと言うと、そうではない。一年経って初期のバグが取り切れているとも限らない。どこまで慎重に行くかであるが、少なくともOfficeを使う程度であれば正直問題無く動いている。大塚商会が初期画面をポータルで使うアプリを開発したそうだが、この初期画面を活かすことが普及のポイントになるかも知れない。

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