「iOS 7」に組み込みのiBeacon機能を使用した買い物支援サービスを米国内の254の店舗で開始した。顧客はAppleの公式「Store」アプリをインストールし、そのプログラムが自分の居場所を追跡できるようにすることで、iBeaconが店舗内のユーザー近くにある商品について説明するとともに、最新の注文情報をそのフロアにいる販売員と共有することができる。(2013/12/07Don Reisinger (CNET News))
AppleはiBeaconトランスミッタを全店舗に設置し、「Store」アプリと通信可能だという。以前「iBeaconは複数のビーコン(25セント硬貨より少し大きくて分厚い小型の円盤)を使用し、Bluetoothの信号を発信して、携帯電話の正確な位置を特定する。」と読んだことがあるので、このビーコントランスミッタだろう。相当な投資になるだろうが、近接無線の在り方を示しているのであろうか?実際Bluetoothはせいぜい10mが限度だが、他社が推進している近距離無線通信(NFC)とは異なり、ビーコンとBluetoothとの組合せがAppleのNFCとして提供されるかもしれない。
「Store」アプリは、位置情報とコンテキストを認識することから、ユーザーがどこにいるかに基づいて買い物のアドバイスや商品の詳細などの情報を提供するとしている。これは以前は気持ち悪いかと思ったが、特定の範囲である事を考えれば、特にショッピングなど目的がある場合は、店舗からの情報提供はそれなりに意味があると考えるようになった。
いずれにしてもこのサービスはまだ日本では行われていないが、いま店舗で商品をみてスマホで買う時代である。ビーコンとの組合せで商品情報を提供して、自分の店舗からタグ情報を読み取ってもらい手数料を確保したいと考えるのではないだろうか。その為にもやはり「店舗に呼び込むという事」はこれまで以上に重要になってくる。
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