「スマートフォン(スマホ)の普及やなりすまし行為に備え、新しい個人認証技術が大学の研究から生まれている。しぐさや癖に潜む個人の違いを突き止め、まねが難しい特徴を生かし、顔や指紋に続く安全なシステムをめざす。2020年ごろまでには実用化する見通しで、東京五輪にあわせた警備強化も研究を後押ししている。」
(2013/12/24 13:30 日本経済新聞 電子版)
生体認証に関するガイドライン、生体認証 運用・導入の手引きが独立行政法人 情報処理推進機構からでている。
セキュリティーに関してはいくつもの組合せで対応するのが有効だと思われるが、中でも生体認証は特定効果が高い。iPhoneでもドイツのハッカーに敗れたものの一般では中々指紋を取得するのは難しい。また生体認証は、暗号の容易なパスワードを覚える必要が無い。iPhoneでもロックがかかっても指を添えるだけで瞬間的に解除される。非常に便利だし、逆にロックをかけない人が減るだろう。
記事では各大学の生体や行動認識を使った特定技術を研究開発している事を紹介している。名古屋市立と関西大学はスマホに適用できる技術だろう。これ程高い認識率なら実用化が期待できる。
だた、以前NECのガラケーで顔認証によるロック機能を使ったが、顔を中々認証できず困った事があった。何度かやって駄目だったかで、暗証番号を探して入力したような気がする。その意味で確実性が高くないと、「使う事でストレスがかかり結果使えない」とならないようにして欲しい。先に書いたiPhoneは、ほぼ100%に近い認識力がある。
<スマホ用>
名古屋市立大学の渡辺裕司准教授ら
スマホの画面を触れる指先の角度やなぞる速さから一人ひとりの違いを専用ソフトで捉える。最初の操作で使い手の癖を覚え、その後は93%以上の確率で本人を見分ける。
関西大学の梶川嘉延教授ら
同じ言葉を話しても人それぞれで唇の細かい動きが違う点に着目。カメラで癖を解析し、94%の精度を達成。スマホなどのカメラで利用が期待される。
<入退出>
鹿児島大学の渡辺睦教授ら
空中に指で書いた文字の筆跡を赤外線センサーで解析し、個人を見極める。入退室管理に応用を狙う
<防犯>
大阪大学の八木康史教授ら
歩く姿から特定の人物を探すの技術は、すでに実用間近だ。防犯カメラで不審者を追う用途が有望とみられている。
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