2014年2月13日木曜日

人のぬくもり ロボットに

知らないうちにロボットと接しているわけだが、これからは直接ロボットと遣り取りすることが増える事になる。そんな時にキーとなるのが五感である。視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚。これらをデジタル化する技術が注目されている。

世界最軽量で最薄の柔らかいタッチセンサーを開発したと発表した。有機トランジスタを使った伸縮自在な集積回路で、くしゃくしゃにつぶしたり高所から落としたりしても性能が劣化しない。人体の表面にも密着性が高いことから、体に装着させて使う生体センサーなどに応用できるという。(掲載日 2013年07月25日 日刊工業新聞)


もともと生体測定、いわばウェラブルシャツで使うようなセンサーを目指して開発されたものだ。ウェラブル製品にあるセンサーは最小化するために米粒大のもので点測定になる。しかしこの点測定は範囲が狭いために誤情報を得る可能性が高い。そこで面で測定できるセンサーを開発したそうだ。これは測定範囲が広いため、誤情報を拾う角度が低くなると言う。

サランラップのようなものの1/5の厚さというからかなり薄い。その為被験者も多く出来てデータを沢山取得できる。ビッグデータを取得すれば大凡の人の感覚がデジタル化されてロボットにその感覚を覚えさせることができる。


(マイナビ2013年7月25日)

しかし情報の伝達で課題がある。ロボットでこの感覚を得てといっても人間並みの皮膚上のセンサーをロボットで実現すると配線が凄いことになってしまう。東北大はトヨタとタッグを組んでこの問題に挑戦している。この配線を劇的に減らすと共に、一度に250もの情報を捌くアルゴリズムを開発しているそうだ。


これらの技術はウェラブル機器やシャツなどにも応用され、居ながらにして生態情報を医師や家族が把握できるようになるだろう。健康管理上でも自分で自分を把握できる様になり、事前になんらかの対処ができるようになる。

と言う事はロボット以前に人間が機械を纏うサイボーグ化する方が先かも知れない?


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