2014年2月20日木曜日

着るロボットが始動 工場・農作業で活躍

「体に装着して筋力を機械的にサポートする「ウエアラブルロボット」が実用間近に迫っている。パナソニックの子会社は工場や倉庫で重いモノを持ち運びしやすくするロボを開発、来年にも量産を始める。東京農工大大学院は農作業の負担軽減につながるロボを製品化し、今春にもレンタルを始める計画だ。筋力を機械的にサポートする装着ロボは医療・介護向けに開発が先行したが、モノづくりや農作業の現場でも活躍が期待され、市場の急拡大が予測されている。(2014/2/19 7:00 日本経済新聞 電子版)


ガンダムではないが人が入って(装着して)使うロボットがでてきた。アクティブリンクというパナソニック系の会社で開発されている。装着ロボ(映像あり)の価格は1体50万円程度を見込み、年間1000体の販売を目指すという。

東京理科大の小林宏教授らも、物流や介護の現場で使ウエアラブルロボを開発した。その他、東京農工大大学院の遠山茂樹教授がJAと開発した農作業で使うロボットなどがある。いずれも重たい物を簡単に運べるコンセプトだ。

介護などは老人とは言え数十キロの身体を動かすケースもある。その為看護士などで男の手が必要となってきている。このようなウェラブルロボットを使えば女性でも人を抱える事ができるようになるだろう。大がかりな装置を必要としないで介護ができるようになりだろう。

自走型ロボットと対極にあるが、ウェラブルの方が早く実用化される。頭脳は人間を使う。アマゾンやグーグルが競って買収しているロボットとは異なるが、広く一般的に使われるだろう。電動自転車が力をいれなくても坂を上れるような感覚に近い。

倉庫作業や酒屋などでも重い物を運ぶことが多いが、これらにも役立つ事だろう。生活で重い物がもてない老齢者にも需要があるかもしれない。ありきたりだが当然レスキューなどでも活躍する事が期待できる。なんと言っても人が着て動かす事から、装置が大きくないのが便利である。今は30キロ程度の物が主流のようだが、100キロ〜数百キロ持ち上げる事ができたら、数人で大型トラックや瓦礫を除くことができるだろう。


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