2013年11月6日水曜日

脱スマホを提唱した企業

 “脱スマホ”で奨励金―。産業機械部品製造の岩田製作所(関市池尻)は、社員の私用携帯電話について、スマートフォン(多機能携帯電話)を使わない場合、毎月5000円の「デジタルフリー奨励金」を出すユニークな制度を開始した。“スマホ依存”の弊害が問題視される中、岩田修造社長は「アナログなコミュニケーションの大切さを考えるきっかけになれば」と狙いを語る。(岐阜新聞Web)

90名ほどの企業で20名がこの企画に参加したようだ。若者にとっては命がけである。しかしスマホがでてきてから電話の通話料が減った。SNSなどでコミュニケーションを取る事が多くなったのが要因だ。風潮と言ってしまえばそうだが、隣の人にもメールやチャットで会話する時代でもある。ただこれらの会話が電子的な記録として残る事のメリットもある。言った言わないが少なくなる。(ただSNSでの会話を見ると「わかった」「行くの?」などとワンセンテンスで終わっているので文意がわからない事もあるが)


止めさせたい気持ちもわかる。電車の中や飲食店の風景など友人通しで入ってきて着座するなりスマホをさわり出す。当然、会話は殆どない。これには苦笑いだが、スマホで得た情報を共有する事で話題が豊富になる事も考えられる。仲が良ければなんだかんだ良いながらコミュニケーションを取っている気がするのだが。


スマホをいじっていて業務に支障がでたら話は別で、それはコモンセンスの問題で、会社で教育し直す必要があるだろう。そうなるとスマホを使わせない工夫とは別の施策が必要になる。


ここまで普及したスマホを活かす方法を考えられなかっただろうか。会社のHPでは誰も見ないだろうが、管理職が発信するブログやSNSだったらどうだろう。口で言うよりスマホで確認するようになるかもしれない。個人のスキルアップの為の自社マニュアルをクラウドにおいてスマホで見られるようにするだけで、かなり様子は変わってくる筈だ。

災い(社長が思われるなら)を転じて福を検討した方が建設的である。

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