2013年11月11日月曜日

ホワイトカラーの生産性の低さには定評があるのが日本企業

工場の生産性は高いのに、ホワイトカラーの生産性の低さには定評があるのが日本企業のようだ。

労働生産性、つまり就業者1人当たりの名目付加価値は経済協力開発機構(OECD)加盟34カ国中第19位、主要先進7カ国となると1994年から18年連続で最下位に甘んじている。時間当たりの生産性もやはり19位。アウトプットは4500円程度でしかない。勤勉な日本人のイメージからは程遠い。(2013/11/9 7:00日経産業新聞)


日頃私もクライアントで感じている事であるが、ホワイトカラーの生産が先進国最下位とは思わなかった。この記事では、以下の様に言っている。

1.日本ではグループウェアーなどが普及していない事、
2.生産性ツールは雇用を減らすと日本企業は考えている
3.米国では余剰雇用は別の付加価値の高い仕事にまわす


そして「スマートエンタープライズ」を推進すると言う。スマートフォンのそれと同様に賢い企業と言う事だろうか。データを常に分析できる仕組みの中で活動するらしい。

例えば営業日報などを見返すよりも共有カレンダーで営業のスケジュールを書き込みば行動履歴に成り、その動きをみれば誰がどこにどんなステータスかを一目で見る事ができ、営業日報になるというものだ。

確かにGoogleカレンダーなどを使って、色別で担当者や営業ステータスを分類しておけば、そのような事は可能だ。ただこれくらいのことではスマートとは言えない。やはり日報にはそれなりの情報が書かれて居るので、その情報を共有できるようにEvernoteBusinessなどを使って各担当者が閲覧できるノートを作る方が有効だ。EvernoteBusinessでは検索もOCR機能もあり検索機能が高い。またiPhoneやiPadにもアプリがあるので、どこでもその情報が確認できるし、書込なども権限次第だが自由にできる。まさにスマートな環境を作る事ができるのである。

これらは無料で使えるものがあるので、利用すると良いと思うのだが、異常にセキュリティーに厳しい情報システム部の反対にあっている会社もある。もっと勉強した方が良いのだが、そのような反対があってもユーザーに使う意思が強ければ相談に乗ってくれる筈だ。多少のリスクと思える(リスクは企業のサーバーより少ないと思うが)所にチャレンジすることが必要だろう。


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